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> No.8781[元記事へ]
まっぺんさんへのお返事です。
> あなたは資本の論理を受け入れてしまっている。しかも「新自由主義」経済の。
> それは資本主義グローバリゼーションに屈服しているということです。
だから問題なのはグローバリゼーションではなく資本主義であると何度いったらわかるのでしょうか。
> たとえば、現在では多国籍資本は経営に有利とみなせる国に移動してゆく。
> それが、世界の主要先進諸国が所得税や法人税を大幅に下げた理由です。
> 安くしなければ他の国に行ってしまうからです。
> それなら同じ論理で「富裕者への増税は不可能だ」ということになりますねえ?
> 違いますか? なぜ投資課税だけを否定して富裕者の所得税や法人税の増税は賛成できるの?
> それだって不可能だろうに。
もちろん資本主義の枠内ではTax the richには限界がありますよ。
しかし資本家や企業が経済活動を行わなければならない以上、税金の安い国に移転するといっても限界があります。
> それから、投資への課税に反対する理由を変えましたね。あなたは投資課税は「反動的」と言った。
> しかし今は「世界のすべての国が導入しなければ不可能だ」と言った。
> 「反動的だからやらない」というのと、「実現不可能だからやれない」というのとはまったく意味が違います。
> 論理の一貫性が観られません。再度自分の考えを整理することをお進めします。
たしかにわたしの書き方が悪かったでしょう。Tobin税は、「反動的、かつ実現不可能」と言っておきましょう。
なお、Tobin税の反動的性格は、ブルジョア議員がこれを支持していることからも明らかです。
かけはし2004.11.29号
ミカエル・ブックさん(ATTACフィンランド)が講演
http://www.jrcl.net/frame041129m.html
>はじめにATTACジャパンの秋本陽子さんが、この日の午後に国会議員会館で開かれた国会議員との懇談会について報告した。
「民主、社民、共産、自民、公明など十七名の国会議員やその秘書が参加した。主要な通貨取引市場の一つである日本で、トービン税実現のための第一歩となった。トービン税を実現する議員ネットワークの結成を訴える議員など、今後の取り組みの方向性などが見えてきた」。
> >マーストリヒト条約に対しては、左翼の対応は「反対」か「棄権」かでわかれました。わたしは「棄権」派です。
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> それは中途半端ですね。あなたによれば「マルクス主義者は支持」しなければならないのではないですか?
> 棄権などといういい加減なことでなく、堂々と「支持」したらいかがですか?
ヨーロッパ統合は進歩的です。しかし、それがブルジョアジーの手で行われるかぎり、われわれはそれを信任することはできません。また、詳しくは覚えていませんが、マーストリヒト条約に関しては、労働市場の問題に関して反動的な条項があったはずです。しかし、ヨーロッパ統合に対して、国民国家を防衛するのも反動的です。ですから、「階級的棄権」が正しい政策となるわけです。
> >あなたが自分のサイトに載せている、レーニン『帝国主義論』を再読することをお勧めします。
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> 何度も読んでますって。そのレーニンが百年前には予測できなかった時代になっているのに
> いまだにレーニンにしがみついているからトービン税を理解できないのですねえ。
ほう。レーニン『帝国主義論』は古くなったと。
では、レーニンが述べている、「経済的には根本から反動的な小ブルジョア反帝国主義」が、レーニンの予測できなかった新時代においてどのように進歩的なものになったのか説明してもらいましょうか。
http://www.tsugeshobo.com/herohtml/book219.shtml
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