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小渕経産相「私的に使ったものは出てない」
10月17日 10時31分

小渕経済産業大臣は閣議のあとの記者会見で、関係する政治団体が親族の企業に「品代」として支出を行っていた問題で、「先代のころからご縁のあった方々やお世話になった方々への贈答品であり、現時点で私的に使ったというものは出てきていない」と述べ、政治活動の範囲内の支出だという認識を改めて示しました。

この問題は、小渕経済産業大臣が関係する政治団体などが開催した「観劇会」で参加者から集めた会費と劇場への支払いの収支が食い違っていたほか、親族が経営する企業からネクタイやハンカチを購入し、「品代」などとして支出を行っていたものです。
小渕大臣は閣議のあとの記者会見で、親族の企業への支出について、「先代のころからご縁のあった方々やお世話になった方々への贈答品であり、現時点で私的に使ったというものは出てきていない。しかし、一つ一つしっかり調べたい」と述べ、政治活動の範囲内の支出だという認識を改めて示しました。
また、観劇会への支払いの収支が食い違っていた問題については、「実費をいただいているものと承知をしているが、一人一人私が確認をしているわけではない。きのう、きょうでできるかぎり調査を急いでいるところだ」と述べました。

官房長官「小渕氏本人が説明すべきこと」

菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、「小渕経済産業大臣が、みずからが関係する政治団体に対し確認作業を行っているという報告を受けている。みずからの政治団体のことなので、小渕大臣がきちんと説明すべきことだ」と述べました。
また、菅官房長官は、記者団が「国会論戦が今回の政治資金問題など、閣僚の資質を巡って展開されているが」と指摘したのに対し、「国会では法案の審議もお願いしているので、国民生活に直接関係のある法案は粛々と審議してほしい」と述べました。

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