土日祝の振り込み、即日決済へ…平日も時間延長
読売新聞 10月17日(金)10時9分配信
全国銀行協会は16日の理事会で、平日午後3時までとなっている他行向けの振り込み時間を延長する方向で検討することを確認した。
2019年に決済システムを刷新するのに合わせ、日中であれば土日祝日に振り込んでも「即日決済」できるようにする案が有力だ。その前段として、早ければ15年以降、平日は暫定的に1時間程度延長し、午後4時までとする案などを検討する。年内に結論を出す。
銀行や信用金庫など国内の金融機関は現在、平日の午後3時までに受け付けた他行向けの振り込みについては、当日中に相手方の口座に入金している。午後3時以降や土日祝日に受け付けた振り込みについては、翌営業日の入金となる。
しかし、インターネット通販やネットオークションの利用が増えているため、即時決済を求める声が高まっていた。政府も今年6月にまとめた新たな成長戦略で、即時振り込みの導入など決済の高度化を求めており、振込時間の延長を検討することにした。
最終更新:10月17日(金)10時9分