ニュース詳細
エボラ出血熱 米社会に影響広がる10月17日 7時17分
K10054688011_1410170726_1410170802.mp4
アメリカの病院でエボラ出血熱の患者の治療に関わった看護師から新たにエボラウイルスの陽性反応が出た問題で、この看護師が隔離される直前に乗っていた旅客機の乗客だった子どもが通う学校が、念のための措置として休校になるなどアメリカ社会に影響が広がっています。
アメリカでは南部テキサス州ダラス市内の病院で、エボラ出血熱で死亡したリベリア人男性の治療に関わった女性看護師がエボラウイルスに感染したのに続き、15日、別の女性看護師も簡易検査でエボラウイルスの陽性反応が出ました。この看護師は隔離される1日前に中西部オハイオ州クリーブランドからダラスに向かう国内線の旅客機に乗っていて、CDC=疾病対策センターは乗客132人に連絡を取り、看護師と接触があったか調べています。
この問題でテキサス州とオハイオ州では16日、看護師と同じ便に乗っていた子どもが通う小学校など合わせて5校が念のための措置として、休校になりました。
休校した学校の関係者は、「週明けまで休校を決めた。校内で洗浄も行う」と話していました。
また、オハイオ州では看護師が立ち寄った店舗も一時的に閉店になるなど、エボラウイルスの二次感染が相次ぐなか、社会に影響が広がっています。