ワシントン=奥寺淳
2014年10月16日15時03分
米軍は15日、シリアとイラクで勢力を拡大する過激派組織「イスラム国」に対する軍事作戦を、「生来の決意(Inherent Resolve)」と名付けたことを明らかにした。「イスラム国」壊滅に向けた米国とその協力国の揺るぎない決意を表しているという。
米軍は8月8日に空爆を始めたが、これまで作戦名を公表していなかった。作戦名は、外交や諜報(ちょうほう)、軍事、経済などあらゆる手段を使って「イスラム国」を弱らせ、最終的に壊滅させるという有志連合諸国の意志を象徴している、という。
米中央軍によると、米軍などは、トルコ国境に近いシリアのクルド人居住地域アインアルアラブ(クルド名コバニ)周辺を重点的に空爆しており、14日から15日にかけても18回にわたり攻撃。「イスラム国」が占拠する建物などの拠点を破壊した。この作戦には、米軍の爆撃機と戦闘機が出撃した。
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朝日新聞国際報道部
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