アメリカの株式市場には「大統領選挙サイクル」と呼ばれる法則があります。アメリカの大統領の任期は4年ですが、その3年目は株式市場が騰がりやすいのです。

現在はオバマ大統領の二期目の最初の2年が終わろうとしています。つまり中間点に近づいているのです。この中間の年（ミッドターム）には「中間選挙」というものが開かれます。

中間選挙は下院、それから上院の3分の1の議席を改選する選挙で、今年は11月の第一週に開催されます。

普通、中間選挙の年は相場が荒れやすいです。

いまわれわれが経験しているのは、まさしくこの中間選挙の年の相場の調整、すなわち「ミットターム・コレクション」に他ならないのです。

1914年まで遡ったデータによると、ミッドターム・コレクションの安値から、その翌年の高値までの上昇率は平均して＋48％でした。

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つまり今は4年に一回到来する、アメリカ株を買う素晴らしいチャンスなのです。

思うに9月半ばからの下げ相場は、例年の季節性によるところが大きいです。例年、9月は相場が悪いし、10月も神経質な展開になるケースが多いです。

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でもそれを過ぎてしまうと11月、12月、1月は米国株が最も強い時期にさしかかります。だからこの観点から言っても、買うなら「今でしょ！」というコトが言えるわけです。

さて、今は未だ相場がつるべ落としに下がっている局面なので、「落ちてくるナイフを素手で掴む」ような怖い局面です。だから慎重に行動すべきです。底入れが確認されるのを待たず、どうしても今、出動したいという人には、業績が鉄板で、保守的な次の銘柄をお勧めします：

アムジェン（AMGN）
バイオジェン・アイデック（BIIB）
ギリアド・サイエンセズ（GILD）
ユニオン・パシフィック（UNP）
セントジュード（STJ）
ストライカー（SYK）


今回の下げでFRBは今年中に「来年フェデラルファンズ・レートを引き上げますから、ヨロシク！」というメッセージを出すことを諦めたと思います。

すると超低金利下での、チャラチャラ銘柄の物色という、このところの勝利パターンが今後も継続すると考えられるのです。銘柄的には：

グーグル（GOOGL）
アップル（AAPL）
フェイスブック（FB）
ツイッター（TWTR）
テスラ・モーターズ（TSLA）
ゴープロ（GPRO）
モービルアイ（MBLY）


などになります。またクリスマス商戦に向けて、とりわけ勢いのある銘柄なら：

Lブランズ（LB）
ティファニー（TIF）


あたりが良いです。