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ドギマギ小渕経産相、国会で謝罪 政治団体が支援者の代金負担か

参院経産委で発言する小渕経産相
参院経産委で発言する小渕経産相
Photo By 共同 

 小渕優子経済産業相の政治団体が不適切な支出を疑われている問題で、小渕氏は16日、国会内で釈明した。支援者向けに開いた観劇会で収支に約2642万円の開きがあったほか、親族経営の店に対する計362万円の支出や、贈答品とみられるネギ4000本分の購入も判明。観劇会の収支差について小渕氏は、支援者の費用を負担していたなら「違法性がある」との認識を示した。

 黒っぽいジャケットにスカート姿で、硬い表情で参議院経済産業委員会室に入った。冒頭、立ち上がり「私事でお騒がせして大変申し訳なく思っております」と一連の騒動について軽く頭を下げ陳謝。着席後は、気分を落ち着かせるようにコップの水を何度も口にした。野党議員の質問を受ける間、体の前で両手を合わせたり、指を組んだりと落ち着かない様子。答弁も「現段階で調査している」「しっかり確認したい」と明言を避け、歯切れが悪かった。

 野党側のターゲットとなったのは、明治座(東京都中央区)公演の観劇会。政治団体「小渕優子後援会」と「自民党群馬県ふるさと振興支部」の政治資金収支報告書によると、10年と11年に開かれた。参加者から会費として集めた計約742万円を収入として計上しながら、両団体が明治座に「入場料食事代」として支出したのは計約3384万円。約2642万円の差額分は両団体が負担した形になっている。

 団体が肩代わりしたなら、有権者への利益供与を禁じた公職選挙法に抵触する可能性がある。小渕氏は「補填(ほてん)したということになれば、法律に引っかかるものだという認識は持っている」と述べた。

 小渕氏によると、観劇会は07年から毎年実施しており、10年は「五木ひろし特別公演」、11年は「小林幸子特別公演」。明治座観劇会は、父親の小渕恵三元首相時代から続く恒例行事との指摘もある。

 観劇会以外にも、5年間の収支報告書には、実姉のデザイン事務所などに38回、計362万円、地元(群馬5区)の名産品・下仁田産ネギの送料として61万円(4000本分)のほか、都内百貨店へ支払った領収書が添付されていた。野党側も「公私混同」と攻勢を強めており、小渕氏は詳細な説明を求められそうだ。

[ 2014年10月17日 05:30 ]

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