日本赤軍メンバー逮捕へ
2014年10月16日16時10分 スポーツ報知
米国内で収監されている日本赤軍メンバーの城崎勉受刑者(66)が、来年1月16日に釈放される見通しとなり、日本への送還後、警視庁公安部が現住建造物等放火未遂の国際手配容疑で逮捕する方針を固めたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、城崎受刑者は1986年5月、インドネシア・ジャカルタのホテル客室に放火しようとした疑いが持たれている。直前に、日本大使館に向けて迫撃弾を発射しており、証拠隠滅目的とみられる。
ジャカルタの米国大使館に向けても迫撃弾を発射したとして、96年に潜伏先のネパールで米捜査当局に拘束され、米国内の裁判所が禁錮30年の判決を言い渡した。来年1月の釈放後、米司法省が国外退去処分とする可能性が高い。
城崎受刑者は富山県出身で徳島大学中退。別の事件で服役中の77年に、ダッカ日航機ハイジャック事件で超法規的措置により釈放された。