あさイチ!のセクハラ問題特集で、イノッチが有働さんに対する独身ネタなどのセクハラ行為に苦言を呈し、彼は大幅に株を上げて、Twitterでも絶賛されていた。
背は高いが恵比寿様みたいな顔で、別にそこまでカッコイイというイメージもなかったイノッチだが、美女の瀬戸朝香を妻にするだけの器量が彼にはあるわけだ。
良い奴だな、イノッチ…と私は彼のこの発言を大いに支持したわけだが、今日は本当に物凄く意味不明なツイートを見たのだ。
なんだこいつは!?と思ったら、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の作者だった。
もしドラ読んでないから、まぁ私にとっては全然知らない人であるが、世間的にはそこそこ有名人だと思う。
彼が一体どれだけ意味不明なのか、ちょっと紹介したい。
ぼくはセクハラが好きなんですよね。我ながら因果な人生だと思います。でも、好奇心が旺盛というのはいいことも多いので、悪いことばかりではない。いいことだけが人生ではないですしね。 / “有働アナの独身ネタに対するイノッチの発言がステキ…” http://t.co/szU6ARGwW7
— 岩崎夏海 (@huckleberry2008) 2014, 10月 15
@huckleberry2008 ぼくがなぜセクハラが好きとつぶやいたかといえば、それは結局、井ノ原氏の発言にかこつけて、セクハラを指弾する人々に悪意を持ったから。それを否定、揶揄したい気持ちごある。
— 岩崎夏海 (@huckleberry2008) 2014, 10月 16
@huckleberry2008 なぜ、否定、揶揄したいかと思えば、それはセクハラを指弾するという名目にかこつけて、個人的な権利の拡大を図ろうとする輩が多いから。社会的正義からではなく、個人的な利得を目的に発言している人が多い。
— 岩崎夏海 (@huckleberry2008) 2014, 10月 16
まずこれだけでも、すごく謎が多い。
一つ目のツイートは、もうこれは完全に叩かれるのは目に見えてる。
セクハラを好きだというこの発言は、立場の弱い女性に性的嫌がらせをするのが好きって言ってるわけで、そんな発言は当然バッシングされるべきだ。
だから、私のTLなどではもう非難轟々で、ものすごく叩かれていた。
こういう発言はもうスルーされる世の中ではないのだ。
それが分からないのなら、存分に非難されて認識を改めなよ、としか言葉がない。
しかも、好奇心がどうのこうの言ってるが、性的嫌がらせを好奇心を満たすためにやっているって、ちょっと理解不能である。
で、「セクハラを指弾するという名目にかこつけて、個人的な権利の拡大を図ろうとする輩が多いから」とあるが、それが具体的にどういうことなにかがさっぱりわからない…。
イノッチの発言にかこつけて、セクハラを指弾したとして、それでどうにかなる権利って一体なんなのだろう。
しかも、そういう輩がとても多いらしい。
この権利とやらが、やたら抽象的でなんのことか分からないのがちょっと怖い。
これってもしかしてだけど、セクハラを嫌がり拒否することを「権利拡大」なんて言ってるんじゃないよね…?
@huckleberry2008 そういう羊の皮を被った狼が、一番危険な存在。だから、そういう人をあぶり出したいという思惑があった。その意味での分かりやすい釣りだ。
— 岩崎夏海 (@huckleberry2008) 2014, 10月 16
そして、まさかの釣り宣言…( ゚д゚)ポカーン
今までもこれとよく似た展開はいくつか見てきたことがある。
女性を馬鹿にした発言をして、それで炎上したら「釣りでした~☆」って妙な言い訳をする人たちは結構いた。
この人も、思わぬバッシングで焦ってこういう展開に持っていくしかなかったのだろうか。
@huckleberry2008 冷静な人は、もしドラの作者がセクハラが好きとツイートすることに、デメリットこそあれメリットはないと分かるし、ぼくがそこまで間抜けではないと分かる。だからこれは悪意ある冗談だと思ってスルーする。
— 岩崎夏海 (@huckleberry2008) 2014, 10月 16
この人が賢いか馬鹿かは知らないけれど、自分でも悪質だと認識している冗談をスルーされると思ってるそのふんぞり返った態度は一体なんなのだ。
@huckleberry2008 もちろん、ぼくとて無傷ではない。これでまた誤解が広がるのは覚悟の上。それでも、人には戦わなければならなきときがある。今がその時。どんなときでも、社会が健全に運営されるための努力を怠ってはならない。
— 岩崎夏海 (@huckleberry2008) 2014, 10月 16
そして、なにやら見えない敵と戦いだした。
サッカー代表の試合でよくみかける「絶対に負けられない戦いが、そこにはある!」ってフレーズが頭のなかでリフレインするぜ…。
私はこういう悪質な冗談とやらがスルーされない、きちんと非難される社会が健全だと思っているので、この人が考える「健全な社会」って、女性にとっては地獄だろうな、ってことだけは分かった。
その後のツイートも、本当に目眩がするくらい何言ってんのかよくわかんないことが続いていた。
色々びっくりだが、セクハラに苦言を呈したイノッチを絶賛する女性たちの盛り上がりが気に入らないんだろうなぁ、てのはなんとなく想像できた。
件のあさイチ!に対しても、俺の「セクハラする権利」を生意気な女が奪おうとする!って反応は、腐るほど見てきたので、この人もその延長かもしれない。
ちょいワルおやじ気取りでうっかり「セクハラが好き」なんてノリでツイートしたら、物凄く非難されたので、言い訳のために謎の拡大する権利を持ちだしてきて、悪と戦うヒーローになり、このセクハラ好き発言を肯定させとうと必死で、ここまでちんぷんかんぷんになったのかな。
この発言を非難すると同時に、この人が一体何を言っているのか意味が分からない、と困惑している人がTwitterのTLにはかなり多かった。
もしかして、この意味不明さで相手を惑わし、論点ずらしをするのが狙いなのか…?
ていうかさ、「それされたらいやだ」って言ってるのになんで「いやだ!辞めない!!」てそんな堂々と言って、お前は幼稚園児か?相手が「嫌だ」つってんじゃん。なんでそれを「嫌だなんて言われても困る!辞めない!!」て、なんでそんな馬鹿なんだ。猿か?
— 掌の上でくるくる쿨쿨 (@caracolcaracole) 2014, 10月 16
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