敵地でトラウマになるような経験をしたデ・ビアージ
アルバニア代表を率いるジャンニ・デ・ビアージ監督が、14日に行われたセルビア代表との一戦を「トラウマになるような経験だった」と振り返っている。ベオグラードで行われたセルビア対アルバニアの一戦は、試合を終えることができなかった。前半の終盤に乱闘騒ぎが起こり、没収試合となることが決まっている。
セルビアとアルバニアの対立関係が招いた今回の騒動で、イタリア人指揮官は身の危険を感じていたようだ。
イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が、デ・ビアージ監督のコメントを伝えた。
「我々はトラウマになるような経験をした。我々は良いプレーをしていたが、ファンの乱入により試合を終えることができなかったんだ」
「攻撃的だったのはファンだけではない。警備員まで選手に殴りかかった。ベオグラードのスタジアムは、こういった試合を行うのに十分ではなかった」
セルビアサッカー連盟は、試合続行を放棄したアルバニア側に非があるとして、セルビアの3ー0という扱いになることを望んでいる。だが、アルバニアにも主張はある模様。UEFAの下す処分に注目が集まりそうだ。
なお、イタリアメディアは、EURO2012予選のイタリア戦で起きた暴動の主犯格イバン・ボグダノフもピッチにいたことをとらえている。