鵜沼照都
2014年10月15日19時43分
青森県三沢市の米軍三沢基地内姉沼(あねぬま)通信所にある巨大アンテナ・通称「ゾウのオリ」の解体が15日、始まった。東西冷戦時代に旧ソ連などの通信を傍受するために設置されたもので、冷戦を象徴する施設でもあった。近年は通信のデジタル化が進んだことなどもあって使われなくなり、2012年で役割を終えていた。
高さ約42メートル、直径約440メートルの同心円状の輪からなり、国内には三沢のほか、沖縄県読谷村の楚辺通信所に設置(07年に完全撤去)されていた。米国家安全保障局(NSA)の直接指揮下にあり、空軍など各軍の情報部隊が運用してきた。
この日は三沢市幹部らを招いて解体式が行われ、同基地副司令官のアンドリュー・ハンセン大佐が「歴史的なランドマークを失うのは残念だが、我々は新時代のテクノロジーを使ったより良い任務に前進している」などとあいさつした。(鵜沼照都)
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