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Facebook、LinkedIn、Amazonが、社内でのパワーポイントの使用を禁止

by Mia Omatsuzawa 大松澤実絵 on 10月 14, 2014

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Mia Omatsuzawa 大松澤実絵

Mia Omatsuzawa 大松澤実絵

Chief Executive Officer (CEO)iinettoLLC
英語のコミュニケーションにお悩みの方、私にご相談ください。真のコミュニケーションを、心と心のコミュニケーションの実現をご提供いたします。 担当記事:主に英語のコミュニケーション、ライティングについての記事を担当。また、価値あるグローバルな情報をいち早く日本語で皆様にお届けいたします。      mia@iinetto.com  Facebook(Mia Omatsuzawa) 

議論を深めるべき社内ミーティングではパワポは役に立たない!

プレゼンテーションとパワーポイントは切っても切れない関係。そう思いこんでいませんか?

実は、米国ではパワーポイントでのプレゼンテーションを好まない企業リーダーが増えてきています。
実際に、Facebook COO シェリル・サンドバーグ氏や、LinkedInのリード・ホフマン氏、AmazonのCEO ジェフ・ベゾス氏など、有名企業のリーダーが社内でのプレゼンテーションでのパワーポイントの使用を禁止しているのです。

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Amazon CEOのジェフ・ベゾス氏流の社内プレゼン

ベゾス氏は、社内のプレゼンの際、パワーポイントの代わりに、テキストのみの形式で文書6ページを用意するように指示しています。
そしてミーティングは、参加者が用意された報告書を黙って読むことから始まります。

一見、パワーポイントを使用した方が分かりやすいようにも見えますが、なぜテキストのみの形式にこだわるのでしょうか?
そもそも、パワーポイントとテキストのみの文書では何がそんなに違うのでしょうか?

ベゾス氏の答えは、書類を作成する側の思考プロセスにあります。
パワーポイントでは、図表や、簡単な箇条書きのみを表示するのが欧米流(細かい字のパワーポイントを読むのを、欧米のオーディエンスは極端に嫌がります)。
しかし、そのようなパワーポイントの資料を作成しても、発表者が自らの思考を深めることにつながらないとベゾス氏は言っているのです。
発表者が自分の思考をたどれる資料でなければ、発表はロジックに欠ける納得感の浅いものになってしまいます。

反対に、全てをテキストで作成した資料は、文章と文章の繋がりが考慮されているため、作成の過程で発表者の思考が深まるため、より意味のある発表になると指摘しています。
また、参加者も資料を見て発表者の思考を追うことができるため、発表の内容をしっかりと理解することができ、発表後の議論も充実したものになると考えています。

社内ミーティングでは「議論」することが最も重要であり、それが企業にとって最も価値を生み出すことであると考えている姿勢が伝わってきますね。

パワーポイントを使わないもう一つの利点は、発表者が言葉で伝えることに集中できること、そして聞く側も言葉に集中して聞くという点でも効果が表れます。
よく日本のミーティングやプレゼンで見る光景ですが、資料のほうに目線が行ってしまい、発表者の話を全く聞いていないパターンがありますね。
これでは双方にとって非常に意味のない時間になってしまいますよね。

見た目を整えることで本当の目的を見失わない!

さらに、パワーポイントとなると、プロジェクターに写しだし、見せる資料作りになります。
そうなると、フォントやデザインなど、フォーマットを整えることにも必然的に時間がかかります。

しかし、多くの社内ミーティングでは、美しい見た目よりも、議論の内容が重要ではないでしょうか?
限られた時間に、不必要に見た目を整える作業は効率的といえるでしょうか?

もちろん、1000人を相手にプレゼンをする時などは、議論を進めることではなく、発表することが目的となりますので、パワーポントは効果的な場合もあります。
ミーティングやプレゼンテーションの本来の目的を考えることで、一番時間を割くべき部分がどこであるか、見えてきますよね。

日本では、プレゼンテーションと言えばパワーポイント!いう考えが主流かもしれません。
パワーポイントのファイルを作らなかったら上司に怒られることもあるかもしれません。
でも、次回プレゼンテーション用の資料を作る機会があったら、どこに一番時間を費やしたら有益な議論のための資料となるのか、考えてみたらどうでしょうか?

 

それでもパワーポイントが必要な場合

パワーポイントで資料を作らざるを得ない場合、パワーポイントの資料を翻訳しなければならない場合、ご注意ください。
実は、欧米圏ではパワーポイントの見た目の好みが日本とは異なります。
日本では、出来る限り多くの情報を盛り込み、小さなフォントで情報をぎちぎちに詰め込む傾向があります。そして、それが好まれる傾向があります。
しかし、そのようなパワーポイントの資料は、欧米ではとても嫌がられます。欧米人はきっと読む気をなくしてしまい、目にも留めないでしょう。
それが、重要なプレゼン資料だったら?重要なIR資料だったら?

欧米向けのパワーポイントの資料は、出来る限り文字量を減らし、シンプルにまとめるようにしてみてくださいね。

弊社では、決算発表会資料などの翻訳のお手伝いも得意とさせて頂いております。
本当に欧米圏の方に見ていただきたい会社様向けに、リデザインやリライトのお手伝いさせていただくことが可能です。
元デロイトトシュートーマツ(監査法人)におりましたエリック・ジャクソンが責任を持って監修し、欧米のネイティブに訴求する英文ライティングにリデザインからリライトまでサポートさせていただきます。

貴社の重要なプレゼン資料、IR資料、これで大丈夫かな?と不安になられた方、info@iinetto.com までご相談ください。

引用元:
Donors Trust
“Jeff Bezos’ PowerPoint prohibition”
http://www.philanthropydaily.com/jeff-bezos-powerpoint-prohibition/

 

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