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香港 デモ隊と警察が衝突 対立深まる
10月15日 12時49分

香港 デモ隊と警察が衝突 対立深まる
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民主的な選挙を求める抗議活動が続いている香港では、14日夜から15日未明にかけて、道路を新たに占拠しようとしたデモ隊と警察との間で衝突が起き、デモ隊は15日朝までに現場から排除されましたが、双方の対立が深まっています。

香港では、民主的な選挙を求める学生や市民が、先月下旬から中心部の3つの地区の幹線道路に座り込んで抗議活動を続けています。こうしたなか、14日夜遅く、一部の学生など数百人のデモ隊が、新たに議会のある建物に近い道路で、鉄柵などのバリケードの設置を始めたため、駆けつけた多数の警察官との間で衝突が起きました。現場では警察官が隊列を組み、催涙スプレーを使うなどして道路から追い出そうとしたのに対してデモ隊が激しく抵抗し、40人余りが拘束され、デモ隊は15日朝までに排除されました。
この道路は議会棟のほか、政府トップの行政長官のオフィスにも近く、このうち議会棟では、延期されていた議会が15日から開会する予定で、警察は周辺へのデモ隊の立ち入りを禁止するなど警備を強めています。
警察は、13日からデモ隊が設置した幹線道路のバリケードなどの大がかりな撤去に乗り出し、「強制排除ではない」としながらも、今後も、抗議活動への圧力を強める構えを見せていて、これに反発する学生などとの間で対立が深まっています。

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