緒方新監督　赤いネクタイで就任会見「カープ一筋２８年、これが最後の仕事」

就任会見にのぞむ広島・緒方孝市新監督＝マツダスタジアム（撮影・出月俊成）

　広島は１５日、今季限りで退任した野村謙二郎前監督（４８）の後任に、緒方孝市野手総合コーチ（４５）が新監督に就任することを発表した。

　契約期間は１年で、年俸は推定７千万円。

　赤いネクタイに身をまとった緒方新監督は「カープ一筋２８年、これが自分にとって最後の仕事だと思って、誠心誠意全うしたいと思っています」と就任のあいさつを行った。そして「目標とするのはここ数年やってきたことを継続しつつ、投手力を含めた守りの野球、攻撃では機動力を全面に出し、接戦で勝ちきれるようしたい」と抱負を語った。

　緒方新監督は広島に８６年ドラフト３位で鳥栖高から入団。広島一筋でプレーし、９５年から３年連続盗塁王、９５年から５年連続ゴールデングラブを獲得。通算成績は１８０８試合５３４２打数１５０６安打、打率・２８２、２４１本塁打、７２５打点。０９年に現役を引退し、１０年から今季まで５年間コーチとして野村政権を支えた。