【お詫びと訂正】
2014/9/26の掲載内容のSSLの仕組みに関する説明に誤りがございました。
2014/9/29に内容を改定しております。ご迷惑をおかけいたしました事深くお詫び申し上げます。
先日Googleの発表で、SEOの評価基準にHTTPSを加えるというニュースがありました。
HTTPS(SSL、TLS)を使用すると、ネットユーザーがより安全にサイトを閲覧できます。
ユーザーが安心して接続できるサイトは優遇して上位表示させる要素にするということのようです。
しかし、HTTPSを聞いたことがある方は多いと思いますが、
知ってはいるものの、いったいそれが何かということを、あらためて説明しようとしても
なかなか、うまく説明はできないという方も多いのではないでしょうか。
今回はHTTPS(SSL、TLS)についてご紹介いたします。
HTTPSとは、通信を暗号化したときのURLの表示です。
インターネットは、ユーザーとサーバーが情報のやりとりをするものです。
通常の通信では、ユーザーとサーバーの情報を悪いハッカーに中継地点で盗み見られる可能性があります。
そこで、解決策として登場するのがHTTPSによる通信です。
HTTPSによる通信は、ユーザーとサーバーのやりとりをする情報を暗号化して、中継地点で閲覧されないようにします。
HTTPSの暗号化の方式はSSL(Secure Socket Layer)やTLS(Transport Layer Security)というものがあります。
SSL3.0の次のバージョンがTLS1.0なのだそうですが、SSLという呼び方が一般的なので、
実際はTLSなのに、SSLと称している場合もあります。
ともあれ、どちらも同じ通信の暗号化方式ということになります。ここではSSL/TLSと表記します。
そのSSL/TLSで暗号化された情報をやりとりするときに、ブラウザのURLの先頭のhttp://がhttps://となるのです。
先ほど申し上げた内容ですが、暗号化しているので、中継サーバーなどでクレジットカード情報や、住所・電話番号などの個人情報を取得される心配がありません。
なりすまし、フィッシング詐欺とは、本物にそっくりな偽物のサイトをつくり
ユーザーをその偽物サイトでログインさせて、IDやパスワードのようなログイン情報を盗みとる詐欺です。盗み取った情報がネットバンキングのログイン情報であれば、口座からお金が盗まれてしまうというものです。そこで、出番となるのがサーバ証明書です。
サーバー証明書により、ウェブサイトの運営者情報が確認できる為、
なりすましの詐欺サイトか否かの判別が可能となります。
先ほど申し上げた、2014年8月7日にGoogleのウェブマスター向け公式ブログで発表された
HTTPSをランキングシグナルに使用するという内容です。
安全に配慮したサイトをある程度優遇して上位表示させるという内容です。
SSL/TLSを導入するとGoogle一位になるということではなく
アルゴリズムの一つに加わったということなので、
サイトの管理者は引き続き、コンテンツの充実や外部リンクの獲得は続けなければなりません。
SSL暗号化通信の仕組みについては下記をご参照ください。
参考サイト:
SSLの仕組み(GMOグローバルサイン株式会社hp)
国民のための情報セキュリティサイト(総務省)
まとめ
SSL/TLSは、一つのシグナルとして加わりました。
それがすべてではありませんが、コンテンツのレベルが同じであれば、
差をつける一つの手段となりえるのではないでしょうか。
いずれすべてのサイトが導入するかもしれません。
であれば、ライバルサイトとの差をひろげるためにいち早く導入してみてはいかがでしょうか。
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