ここから本文です

現場は元銭湯、危険ドラッグ製造容疑で再逮捕

読売新聞 10月14日(火)17時43分配信

 石川県七尾市の危険ドラッグ製造工場が摘発された事件で、東海北陸厚生局麻薬取締部は14日、危険ドラッグを製造したとして東京都稲城市の会社役員趙顕夫(48)ら2被告(いずれも麻薬取締法違反などで起訴)を薬事法違反容疑で再逮捕した。

 同部によると、危険ドラッグ製造での逮捕は全国初。

 ほかに逮捕されたのは、映像クリエイター藤波(旧姓岡田)実被告(43)。同部によると、2人は今年3月、七尾市内の元銭湯の建物で、指定薬物「4―フルオロメトカチノン」を植物片に混ぜるなどして危険ドラッグ3種類計約1キロ(約165万円相当)を製造した疑い。2人は容疑を否認しているという。

 同部は7月、中国から麻薬を密輸したとして麻薬取締法違反の疑いで2人を逮捕。その後、2人が製造工場を移しながら、製造を続けていた疑いが強まったという。同部は、趙被告が原料を中国から手配し、趙被告から指示を受けた藤波被告が製造して、東京や兵庫などの店舗に卸していたとみている。

最終更新:10月14日(火)17時43分

読売新聞

 

PR