地下鉄丸ノ内線:南阿佐ケ谷駅員寝坊…36人待たされる
毎日新聞 2014年10月15日 11時54分(最終更新 10月15日 12時44分)
東京地下鉄(東京メトロ)は15日、丸ノ内線南阿佐ケ谷駅(東京都杉並区)で宿直勤務中の駅員2人が寝坊し、同駅での営業開始が遅れたと発表した。34人が始発列車に乗車できず、駅出入り口のシャッターの外で待たされたほか、同駅で始発列車から降りた乗客2人が外に出られなくなった。
東京メトロによると、寝坊したのは31歳と23歳の男性駅員。2人は構内の宿泊施設で仮眠を取り、15日午前4時半に起床するはずだったが、一度は鳴った目覚まし時計を止めて二度寝をしたという。
荻窪発池袋行き始発列車の男性運転士(33)が午前5時3分ごろ、南阿佐ケ谷駅に到着して駅の照明がついていないのに気づき、指令所へ連絡して発覚した。指令所から宿泊施設への電話で駅員らは目が覚め、同5時18分までに全ての出入り口を開けた。
東京メトロ広報部は「再発防止を徹底するよう指導します」とコメントした。【黒川晋史】