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NY原油 2年4か月ぶりの安値水準10月15日 8時06分
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14日のニューヨーク原油市場は、IEA=国際エネルギー機関が世界の原油の需要見通しを引き下げたことなどを受けて、原油の先物価格は一時、1バレル=81ドル台まで下落し、およそ2年4か月ぶりの安値水準となりました。
14日のニューヨーク原油市場は、IEA=国際エネルギー機関が、世界経済に減速感がみられることを背景に、ことしの原油の需要見通しを引き下げたことを受けて、原油の先物に売り注文が集まりました。
このため、国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格が一時、前日の終値より5%余り安い1バレル=81ドル前半まで下落し、おととし6月下旬以来、およそ2年4か月ぶりの安値水準となりました。
市場関係者は「世界経済の減速懸念に加えて、ヘッジファンドが先物価格のさらなる値下がりを予測して損失が拡大する前に売り注文を出す動きを強めていることも背景にある。価格の急落を受けて、OPEC=石油輸出国機構が来月開く総会で減産に踏み切るかどうかに注目が集まっている」と話しています。