第45回

検索エンジンの基礎知識 その3


キーワード選定

検索エンジンの利用者が興味あるキーワードを検索フォームに入力して情報を検索する、と言う仕組みがある以上、ホームページをどんなキーワードに対して最適化するかと言うことは検索エンジンマーケティングを成功させるための重要な課題です。

キーワード選定方法

キーワードを選ぶ際は通常、ホームページが提供する商品、またはサービスに関連するキーワードを選定することが普通です。例えば旅行代理店であれば「旅行」と言うキーワードが第一に思い浮かびます。ただ同時に「旅行」関連のウェブサイトは世の中に数多く存在しているでしょうから、「旅行」と言うキーワードで最適化を行ったとしても実際に上位表示される確立はかなり難しいでしょう。実際、その業界を代表するキーワードやインターネットで検索に利用される回数の多い人気キーワード(「壁紙」「地図」「Linux」「無料」など)で上位表示を実現することは、プロの検索エンジンマーケターでも相当難しいと言えます。

もちろん予算にある程度余裕があるのであればプロフェッショナルな検索エンジンマーケティング会社に依頼してホームページが関連する業界を代表するキーワードで上位表示を実現することも可能ですが、通常お金を出して外部に依頼することは難しいかと思います。その場合、考えられるのはユーザーが複数のキーワードで検索を行う際のパターンを予測して最適化する方法です。

例えば九州の旅行代理店であれば「九州旅行」。格安の航空券のエージェンシーであれば「格安航空券」など。結果としてキーワードを限定することで、同様のキーワードで上位表示を目指している競合が減り、結果的にそのキーワードでの上位表示がより実現しやすくなるわけです。

キーワードを絞り込むことにより、対象となるユーザーも同様に絞り込むことになりますが、特に商用ウェブサイトの目的は単純なアクセス数の増加ではなくあくまでウェブサイトを通じて顧客、売上増加につなげることです。如何にターゲットユーザーをサイトに誘導し、顧客になってもらうか、と言うことがマーケティングの重要課題であり、その意味ではキーワードを絞ることはすなわちターゲットユーザーに的確にマーケティング活動を行う、と言うことにつながるのではないでしょうか。

キーワード最適化

キーワードを決定した後は、それを実際に対象ウェブサイト、ページに最適化していく作業が必要になります。検索エンジンに対象ウェブページが特定のキーワードに最も関連していると判断される(=検索結果ページで上位に表示してくれる)ためには、対象ページのファイルにキーワードを適切な形で記述しておくする必要があります。

検索エンジンによって多少の違いはありますが、一般的に下記の要素が考慮されます:

キーワードの数
キーワードの位置
キーワードの比率



キーワードの数

キーワードの数とはそのページ内にキーワードが幾つ存在するかと言うことです。キーワード数が多ければ多い程、そのページがキーワードに関連している、と検索エンジンは判断する傾向があります。

これを単純に考えると「だったらページにとりあえずキーワードを何十、何百個と埋め込めばいいのでは?」と言う方法が思い浮かびますが、現在の進化した検索エンジンはウェブサイトのコンテンツ、ユーザーに提供される文章と関係ないキーワードが多数入力されていたり、キーワード上位表示を狙っただけのキーワードの羅列は無視、もしくはそういったウェブサイトに対してペナルティを与える場合もありますからページ内にキーワードを羅列すると言った手法は控えた方が無難です。

一般的な考え方としてはできるだけページ内の文章、実際にユーザーが目にするコンテンツにキーワードをできるだけ多く散りばめていくと言うライティングを意識して行うと言う方法が有効です。

キーワードの位置

ページ内のどの部分にキーワードが記述されているか、と言う要素も多くの検索エンジンがその検索アルゴリズムの重要な項目と考えています。殆どの主要検索エンジンでは「ページのBODYタグ内の文章中、最初の100文字〜120文字」が最も重要視されます。と言うことはつまりせっかく多数のキーワードがページに記述されていてもそれがページの後半にまとまっていては検索エンジンに無視されてしまう、と言うこともありうるわけです。

最初の100文字〜120文字にキーワードを記述できるかどうかはページのレイアウトなどによっても変わってきますが、実際のデザイン、HTMLをコーディングする際にできる限り最初の100文字、120文字はそのページに関連する文章を記述できるような形で制作しておくことが重要です。

またキーワードが文章中、どの位置にあるかと言うことも重要視される場合があります。一般的に文章の冒頭のキーワードが最も重要と判断されます。同様に最後に記述されているキーワードも重要視される場合があります。キーワードの位置はBODYタグ内だけでなくMETAタグやTITLEタグでも関係してきますから、重要なキーワードをできるだけ最初に置くことができるような形で自然な文章を記述するライティングスタイルを心がけてみてください。

キーワードの比率

HTMLファイルの中でキーワードが他の文字、文章と比較してどれ位の割合で記述されているかと言う比率も検索エンジンが重要視する項目です。例えばファイル内に1000文字記入されているウェブページ内に、10文字のキーワードが10回出ていたとしたらキーワードに比率は10%と言うことになります。この比率が高ければ高い程、検索エンジンはそのウェブページがキーワードに関連する内容とより評価します。

これを逆手に考えると単純にキーワードをページ内に何十、何百と羅列すれば比率が自然に上がって検索エンジンに評価されるのでは、と言う考えが浮かびますが、当然これらの手法は過去に何度も悪用されており、現在の検索エンジンは余りにキーワード比率が高いウェブページやキーワードがただひたすら並んでいるだけで文章的におかしい要素が見られるウェブページは評価を下げたり登録を拒否するようになってきています。

 

 

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