第38回

自宅でADSLを使っているが、外出先でインターネットするには


ダイヤルアップ接続なら、電話線にさえ接続できれば日本全国どこへ行ってもインターネットを利用することは可能です。しかしADSLはそういうわけにはいきません。既にご承知とは思いますが、ADSLを利用するにあたっては、事前に局内工事が必要になるからです。つまりADSLは固有の電話回線ごとに割り振られているサービスだと考えておけばいいでしょう。既存の電話回線を用いるという点ではダイヤルアップ接続と同じですが、残念ながら現在では、外出先からADSLを利用するのは不可能です。それでは、外出先でインターネットするにはどうすればいいでしょう?


外出先からのインターネット利用にADSLの通信スピードを求めないのであれば、解決方法はあります。現在の日本のADSLは、Yahoo! BBを除くほぼすべてのサービスが、ベンダーとの契約に加えてもう一つISP(インターネット・サービス・プロバイダ)とも契約を結ぶことになっています。つまり自宅ではADSLを、外出先ではそのISPのダイアルアップ接続メニューを利用する、というように使い分ければいいのです。

 ではYahoo! BBのユーザーはどうしたらいいのかというと、これは現状では新たなISPと契約を結ぶしかありません。ただしYahoo! BBも、時期は明らかにしていないものの、いずれダイヤルアップ接続をサポートする旨の表明はしていますから、しばらく待ってみてもいいかもしれません。(注:その後2002年4月末よりYahoo! BBはダイヤルアップ接続サービスを開始しました。スタート時点の全国のアクセスポイントは190カ所程度です。)

 さらに、フリーコム、ライブドア等の無料プロバイダを利用する方法もあります。詳しくはそれぞれの無料プロバイダのページを御覧ください。

 また、最近では一部の飲食店などでは無線LANを用いたインターネット接続サービスを提供しているところがあります。こういった場所は一般的に「ホットスポット」と呼ばれ、現状ではサービス提供区域は大都市圏(の一部)に限られていますが、遠からず全国的に広がっていくことは間違いありません。もちろんブロードバンドに対応していますから、「自宅を離れるとADSLは使えない」という相談者にとっては理想的なものと言えます。例えばMIS(Mobile Internet Services)の提供する「街角無線インターネット」では、(Webからドライバソフトをダウンロードしておく必要はありますが)ノートPCと無線LANカードがあれば、外出先でもインターネット接続が可能です。今後はこうした施設の利用も視野に入れた上で、ブロードバンドサービスを選択する時代が到来するでしょう。


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