●説明書は必ず読みましょう。
          
          パソコンを購入するとうんざりするほどのマニュアル・説明書が付いてきます。
          見ただけでいやになってしまいますよねえ。
          ところが、アプリケーションや周辺機器を「早く動かしたい」という衝動にとらわれてマニュアルを読まずに作業を進めてしまうと、結果として自らトラブルを作ってしまうパターンが多くみられます。(パソコンユーザーに特に多い悪い癖です)
        ひどい人になると、「マニュアルを読まないとわからないアプリケーションなんてだめだ・・・」などとめちゃくちゃ言う人がいます。
          また、マニュアルを読まないで「使い方がわからない」などと長々とサポートへ電話してくる人がいますが、これもかんべんしてほしいです。(サポートに電話がつながりにくいのは、そういう人が多いからというのも事実です)
        マニュアル・説明書はパソコンを使う上でのルールブックです。
          マニュアル・説明書は必ず読みましょう。
          あとから操作がわからなくなっても、いつでも取り出して見られるように、必ずパソコンの近くに大切に保存しておきましょう。 
          
          
          ●「こまめに保存」これが一番安全
          
          パソコンで作業していると途中でまったく動かなくなり(ハングアップとかフリーズとか言います)どうしようもなくなってパソコンをリセットしてしまったり、会社で仕事中に上司がコンセントを足で引っ掛けて抜いてしまったり。
          そんなとき今まで作っていた大切なデータを保存をしていなければ、せっかくの苦労も水の泡、データはパソコンから跡形も無く消えてしまいます。そんなことにならないように、データはこまめに保存するようにしましょう。
          ワープロや表計算などは、ある程度データの作成ができたところで保存したほうがいいですよ。
          (自動的に一定時間がくると保存してくれるアプリケーションもあります。)
          それから、これも大事なんですが、Windowsは必ず正しい方法で終了させること。ハードディスクが動いていてアクセスランプがまだ点滅しているようなときに電源を切ったりするとトラブルの原因になりますよ。
          
          
          ●同時に起動するアプリケーションはなるべく少なくしましょう。 
          
          いくつものアプリケーションを同時に実行できるのがWindowsの特徴でもあるのですが、いくら同時に起動できるからといっても限度があります。
          アプリケーションを一度にたくさん起動すると、メモリが不足したりCPUに負担がかかるためパソコンの動作が遅くなったり、とまちゃったりします。
          使わないアプリケーションはなるべく終了させて、一度に起動するアプリケーションを少なくしておくことがトラブル回避のコツです。
          
          
          ●使わない「常駐プログラム」も終了させよう。 
          
          Windowsは表面上アプリケーションが実行されていないようでも、見えないところでさまざまなアプリケーションが作業をしています。
          これを常駐プログラムといいます。
          常駐プログラムは画面右下のタスクトレイ内に表示されている物が多いのですが、ここにアイコンがたくさんあればあるほど常駐プログラムがたくさん動いています。
          常駐プログラムはウイルスをチェックするプログラムや日本語に変換するプログラムなどですから、単純に全部を終了させてしまうことは無理ですし、いろんな機能をすぐに使いたい場合などには必要なものです。
          しかし常駐プログラムが多いとトラブルが発生しやすいという場合もありますので、ふだん使わない常駐プログラムは、不要な機能は終了させるか最初から起動しないように設定し直しましょう。
          常駐プログラムを起動させない方法はいろいろあります。
          画面右下のタスクトレイ内に表示されているアイコンをクリックして終了させるか、「スタート」-右ボタンクリック-「開く」-「プログラム」-「スタートアップ」からアイコンを削除して起動させない方法などがあります。 
          
        
        
          ●ハードディスクの空き容量は大丈夫?
          
          最近のパソコンのハードディスクは大容量化されており、よほどのことがない限り容量が足らなくなることはありません。
          しかし、アプリケーションをたくさんインストールしたり、デジカメなどの写真データのように容量の大きなファイルをたくさん保存したりしていると、ハードディスクの残り容量はどんどん少なくなっていきます。
          通常Windows98はCドライブの一部を常に作業領域として利用していますので、ハードディスクの容量をいっぱいまで使うとWindowsが動かなくなります。
          Cドライブ容量の1割位を「作業領域」として残しておいてください。ハードディスクの空き容量を調べるには、「マイコンピュータ」をひらいて「Cドライブ」のアイコン上で右ボタンをクリックし「プロパティ」で見ることができます。 
          
        
        
        
        
        
        
          編集後記:パソコンが一般的な家電製品と大きく違うところは、操作のミスやアクシデントで「トラブル」が起こることです。 
          テレビやビデオを使っていて、リモコンのボタン操作を1つ間違えたからといって、動かなくなったりすることはまずありませんが、パソコンはちょっとした操作ミスで機械がまったく動かなくなったり、不具合が発生したりすることがよく起こります。 
          そういう私も、これまで、何度トラブルに合いパニックになったことでしょう。 パソコンを使っていれば、トラブルがつきものといえます。しかも、トラブルはいつやってくるかもしれません。
          大事なことは、もしトラブルが発生しても損失を最小限にするために、その原因はどこにあるかを探し、つきとめ、安全に対処することが必要です。 
          そのためにも、ふだんから備えをしておくということです。
        
                 ご意見ご要望等ございましたら、こちらまでどうぞ。