「本来の女性らしさが通用する社会にしたい」---安倍昭恵氏が語る「社会が作る女性らしさ」

2014年10月15日(水) 佐藤慶一

佐藤慶一賢者の知恵

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当日の登壇者・参加者の集合写真

「ありのままの自分で、素直に考えること」

2012年秋に内神田にオープンした居酒屋「UZU(うず)」。店名は日本神話に登場する女神・アメノウズメにもちなみ、閉塞感のある社会に「渦を起こしたい」という思いが込められている。

これまでも居酒屋の2階のスペースを活用して、活躍している女性の話を聞く会を開いてきたものの、もっと大規模に展開したいと思っていたとのこと。そこで女性の第一歩を応援する「UZUの学校」を開校し、7月には初回となるディスカッションやワークショップをおこなった。

このように首相夫人として活躍するかたわら、女性を積極的に応援している安倍氏。女性の強さについて、「男性は組織をつくるのが得意な一方で、女性は横につながることが得意だと思っています。また、男女をきちっとわけるのではなく、グラデーションのある女性らしさを考えたほうがいい」と語った。

「女性が男性社会の企業で昇進していこうとすると、男性のようにならないとなかなか昇進できない現状があります。もっと本来の女性らしさを生かすことで、それが社会のなかで通用するようになればと思います」(安倍氏)

安倍氏は女性らしさを「やわらかさ、包み込む力」と表現し、「みんながそれぞれに与えられた役割があります。ありのままの自分で、素直に考えることが大事だと思います」と参加者の背中を押した。

当日は、安倍氏のほか、梱包材プチプチで有名な川上産業株式会社の杉山彩香氏とソーシャルメディアマーケティング事業を展開するトレンダーズファウンダーの経沢香保子氏も登壇し、プレゼンとディスカッションをおこなった。

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