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赤ちゃん「首浮き輪」事故 消費者庁が注意10月9日 17時32分
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生後数か月の赤ちゃんが首に巻くタイプの浮き輪をお風呂で使っていておぼれる事故があとを絶たないことから、消費者庁は9日、使用中に保護者が目を離さないよう改めて注意を呼びかけました。
「首浮き輪」と呼ばれる首に巻くタイプの浮き輪は、赤ちゃんだけを浴槽にいれておけることなどから急速に広まりましたが、保護者が目を離した間に赤ちゃんがおぼれる事故が相次ぎ、2年前に消費者庁が注意を呼びかけました。
ところが、その後も事故はあとを絶たず、この2年間に生後2か月から8か月の赤ちゃん6人がおぼれ、うち1人は意識不明の状態が続いているということです。
事故は、保護者が髪の毛を洗うなど目を離した間に起きていて、消費者庁は9日に改めて、保護者は使用中に赤ちゃんから目を離さないよう注意を呼びかけました。
日本小児科学会で、子どもの事故防止に取り組む山中龍宏医師は「首浮き輪は母親たちの口コミで“赤ちゃんからちょっと目を離せて便利だ”と急速に広がった。注意喚起しても事故は防げておらず製品の改善が必要だと思う。保護者も危険性を十分認識することが必要だ」と指摘しています。