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米主要株価指数は一段安に、節目水準割り込む見通し

2014年 10月 15日 09:54 JST
 
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[14日 ロイター] - 米株市場ではここ数日間続いた売りで、S&P総合500種.SPXの13日までの3営業日の下落率が2011年以降で最大となった。同指数は14日は上昇したものの、調整局面が終わるまでさらなる売りに直面する見通しだ。

S&Pは13日、長期トレンドを示す200日移動平均線を下回って終了した。同指数がこの水準を割り込んで取引を終えるのは2012年11月16日以来。

14日には反発したものの、買いは終盤に失速。上昇率は0.16%にとどまった。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのストラテジストらは指数の下落について、「調整で一時的」とした上で、底値は1814近辺になるとの見方を示した。これはS&Pの終値ベースでの最高値を10%近く下回る水準だ。

ダウ工業株30種.DJIとナスダック総合.IXICも下値支持線を下回っており、ラッセル2000指数は、直近の高値を10%以上下回り、調整局面に入った。

インスティネットの市場アナリスト兼トレーダー、フランク・カペレリ氏は「2011年以降で最も顕著な変動だ。ボラティリティが当面続く可能性を無視すべきではない」と指摘する。

バンカメ・メリルのストラテジストは「米株市場はドミノのように連鎖的に下落している」と表現。次に注目すべきはナスダック市場の大型株で構成するナスダック100指数だという。14日に3810で終了した同指数はまだ3774─3762のレンジを割り込んでいない。

 
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米株は節目割れの見通し

米国株式はS&P500の3営業日の下落率が2011年以降で最大となった。調整が終わるまでさらなる売りに直面する見通し。
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 10月13日までの3営業日の下落率がS&P総合500種で2011年以降最大となった。調整局面が終わるまでさらなる売りに直面する見通し。写真はウォールストリートの看板、2013年10月撮影(2014年 ロイター/Carlo Allegri)

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