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十七歳の少年

作者:鳥羽ふしみ
初めての官能小説もどきです。自分なりには頑張って書いたつもりです。
僕が十七の頃の話だ。

あれは家族がみな寝静まった深夜のこと、僕も自室で眠っていたのだが、がちゃりと扉が開け放たれた音で目を覚ました。

また妹の裕里ゆうりが寝付けないとか何とかで、僕の部屋へとやってきたものだとばかり思っていた。

しかし、薄っすらと瞼を開けてみれば、そこにあるのは見慣れた姉のかえでの姿。

季節は蒸し暑い夏であったので、楓はショートパンツにタンクトップという何とも夏らしい恰好であった。

僕はベッドから起き上り、どうしたのかと聞いてみれば、何でもないと楓は言った。

何でもないのに僕の部屋へと入ってくるとは、珍しいものだと思ったが、特に気にすることはなく布団を頭のところまでかぶりなおし、再び眠りに興じることに。

ベッドに腰を下ろし、なにやら僕の身体を撫でまわしているかと思えば、やがてもぞもぞと中へと入ってきたのだ。

いよいよもっておかしいと感じたのだが、その時には楓の全体重をのせられて、身動き一つとれない状況である。

顔と顔とが至近距離にあり、少しでも動こうものなら互いの唇が重なってしまう。

楓の甘い吐息を顔一杯に受け止めながら、僕は必死に考える。どうしてこんなことをされているのかが分からず、ただただ考えた。

けれど結局答えなど見つかるはずもなく、やがて楓は女盛りの豊満なその肉体を僕へと押し当て、蛇のように身体をくねらせ始めた。

楓は下着を身に着けていないのか、二つの大きな突起物があてがわれている感触。間違いなく乳首であることは瞬時に理解したが、けれども女性の乳首なぞ見たこともなければ触ったこともない。

これほどまでに乳首が勃起するものなのかと感心していると、いきなり下腹部に言うに言われぬ衝撃が走る。

何が起きているのか確認しようにも身動きがとれないのでは、どうすることもできない。加えて布団の中という暗闇空間が邪魔をして、何一つ状況が分からないのだ。

気づけば僕の呼吸は乱れて、荒い鼻息をまき散らす始末。

何をしているのかと楓に問えば、僕の口を手で塞ぎ、一度くすりと笑っただけである。

次第に僕は抵抗する気が薄れ、楓に全てを任せてしまおうと思えるようになった。

ようやく股間の刺激が治まったと安心していると、楓はこの窮屈な空間を動き始める。

きつく塞がれていた僕の口は自由になり、しばらく黙ってじっとしていると、なにやら汗のような酸っぱい匂いと、おしっこ特有のあの独特な匂いが僕の鼻腔をくすぐった。

不思議と臭いとは思わず、むしろ甘い蜂蜜のように良い匂いだ。

僕は無意識のうちに両手を動かし、この匂いはどこからやってきたのか手探りすることに。

くびれる所とふくらむ所がはっきりした楓の体つきを服の上からまさぐり続け、ようやくたどり着いたのがお尻であった。

僕の顔の近くにはお尻があるようで、出来心からそれを軽く撫でてみると、なんとさきほどまで穿いていたはずのショートパンツはどこへ行ったことやら、まったくの下着のみになっていた。

楓が身体を動かすたびに、下着が擦り切れるような音をたてる。

僕の心臓は高鳴り、暗闇でよくは見えないが、この目の前にあるのであろうお尻を弄り尽くしたい衝動に駆られる。

はやる気持ちを抑えつけ、ゆっくりと楓のお尻に手を当てた。

下着がお尻に食い込んでいるようで、ほとんどティーバックのような状態だ。

お尻の溝によって生まれた綺麗な下着のラインを、時間をかけてなぞっていくと、楓は身体を跳ねつかせ、わずかに吐息を漏らし始める。

それが僕には面白くて仕方がなく、イジメるように焦らすように、何度も何度も繰り返し愛撫する。

やがて楓は力尽きたように崩れ落ち、僕の股間のあたりを楓の乱れた呼吸が幾度となく掠めた。

こそばゆいけれど気持ちが良くて、僕の股間は疼き始めた。

すぐにでも自慰を始めてしまいたかったが、楓がいるのでそうはいかない。

僕は自分の欲求を満たすために、今度は楓のお尻ではなく、陰部のあたりを指で擦ってやろうと思い始めた。

普通の心理状態であればそんなことをするはずはないのだが、やはり目と鼻の先に女の身体があるともなれば、男の本能が呼び覚まされてしまうのも頷ける。

ここにきてようやく僕の目が暗闇に慣れ始め、小さく上下に動いている楓のお尻をまじまじと見つめた。

はちきれそうに滑らかに広がったお尻に両手をあてて、そしてその両手を徐々に徐々にと下へ運んでいく。

これから起こるであろう出来事を想像して、楓は早くも興奮してしまったのか、少し太ももに触れただけでも大きく喘ぐ。

そんな楓を前にして、いよいよ股間がはち切れそうだ。

僕の視界には楓のお尻しか入らないが、それでもギンギンに股間が勃起していることは分かる。

楓の頭を押さえつけ、股間を舐めさせることもできなくないが、それよりも童貞の僕にとっては、女の陰部に強い興味が惹かれるのは当然のことだ。

細くきっちりと筋肉が締まった腰をグイッと僕の顔へと引き寄せて、太ももを両手で押し広げる。楓は一切、抵抗するような素振りを見せない。

僕のちょうど真上には下着に隠された陰部が。それをよく観察してみると、愛液が染み出してしまったのか、一筋の染みが下着に張り付いていた。

軽く指で触れてみれば、下着の上からだというのにねっとりと指にへばりつき、なんともイヤらしいメスの匂いがした。

何かを期待するように腰をひくつかせている楓を前にして、僕はもう我慢など出来ない。

下着を勢いよく引き剥がし、そのあられもない姿をじっくり堪能。桃の筋が股を動かすたびに、割れ目となって赤い中身が見え隠れする。いよいよ二本の指を陰部に這わせ、濡れているのか確認するとあたたかく湿っていた。

はやく、はやくと急かす楓を焦らすべく、指の先っぽだけを膣の中に入れて、そしてすぐに抜く。

そんな僕にしびれを切らしたのか、おもむろに楓は僕のズボンと下着へと手をかけて、半分ぐらい脱がしたところで股間にしゃぶりつく。

楓の口の中はほどよく湿っていて、そしてなにより股間が吸い寄せられる。ザラザラとした舌が股間に纏わりつき、みるみるうちに僕の頭は真っ白になっていった。

無意識に指を膣へとねじ込ませ、三本の指がすっぽり埋まったところで一気に引き抜く。両隣の部屋には家族が寝ているため、大きな声を出してしまってはまずいのだが、楓はそんなことも気にせず絶叫する。

いよいよもって気分が乗ってきてしまった僕は、片手で膣内をかき回しながら、もう一方の手で菊の蕾を押し潰す。

あまりにも気持ちがよかったのか、楓は股間をしゃぶるのをやめ、ただ快楽にその身を任せている。

しだいに膣の中が痙攣したようにびくつき始め、それを皮切りにさらに奥へと指を突き進めていくと、楓は僕の手を強く握って、やめてと何度も繰り返して叫んだ。

どうしてと僕が聞いてみても、やはり狂ったようにやめてとしか言わない。

何だかじれったい思いがしたので、今までよりも指を出し入れする速度を速めてみることに。

すると楓は腰を突き出して、神に祈りを捧げるような体勢で、いく、いく、と連呼し始めるのであった。

ひどく無様な姿ではあるが、人間は性欲の前には抗うことなどできないようで、ただただ快楽にその身を沈めることしかできないようだ。

僕は腕が疲れたのと、なかば冷めてきていたのもあって、早く楓との前戯を終わらせてしまいたいと思った。

いきなり僕の指が膣からはじき出されるようにして押し返されると、楓の膣からは洪水のように、なにやら奇妙な液体が吐き出された。

それをペロリと舐めてみるも、無味無臭で美味くも不味くもない。

ここでようやく布団を剥がして状況を確認してみると、僕の上に乗っかり汗だくになって果てている楓と、股間から白濁色の液体を垂れ流している僕の姿があった。

僕はどうにも知らぬ間に射精してしまっていたようだ。

女の膣内で射精するならまだしも、たかだか前戯で力尽きてしまった自分が非常に情けなく思え、僕は楓をどかしてベッドから立ち上がると、気分が悪いまま風呂へと向かうのであった。

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