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企業物価指数 上昇率1%割り込む
10月14日 13時36分

企業の間で取り引きされる物の価格の動きを示す先月の企業物価指数は、去年の同じ月に比べて18か月連続で上昇しましたが、消費増税の影響を除いた上昇率は原油価格の下落などを受けて1年4か月ぶりに1%を割り込みました。

日銀の発表によりますと、先月の企業物価指数は平成22年の平均を100とした指数で106.3と、去年の同じ月と比べて3.5%上回り、原材料費の上昇を販売価格に転嫁する動きが進んだことなどから18か月連続で上昇しました。
一方、消費増税の影響を除いた企業物価指数は0.7%の上昇率となり、1年4か月ぶりに1%を割り込みました。
これは、国際的な原油価格の下落を受けてガソリンや軽油の価格が値下がりしていることや、消費増税前の駆け込み需要の反動が続く住宅関連の資材価格が値下がりしていることが背景にあります。
日銀は「原材料費の上昇を販売価格に転嫁する強気の動きと、消費増税後の売り上げの減少のため価格を下げる動きが綱引き状態となっている。このところの円安が今後の企業物価にどのように表れるのか注視したい」と話しています。

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