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過去最強メンバーで入賞狙う かるた全国大会本県チーム
全国各地の競技かるたのトップ選手が鹿角市に集い、開かれる国民文化祭かるた競技全国大会が間近に迫り、秋田県チームの選手たちの練習にも熱が入っています。
大会は都道府県対抗で争われ、41チームがエントリーしています。秋田県チームは5年前から出場しており、おととしに初の決勝トーナメント進出でベスト16入りを果たしました。
今大会の選手は先月上旬に県かるた協会が決定し、県出身者と在住者で編成されました。競技かるたの選手のレベルを表す際に、4段以上をもつA級から初心者のE級までに分けられますが、今年の秋田県チームは、初の全員A級という顔ぶれとなりました。
チームの8人のうち6人が、鹿角市内で子供のころからかるたの札を飛ばしてきた人たちです。花輪出身の川又真さん(38)、田口和広さん(34)、倍賞弘平さん(25)、齊藤一徳(いっとく)さん(22)と、尾去沢出身の木村葵さん(19)、十和田出身の馬淵志奈(しいな)さん(24)で、現在市外に住む人もいますが、地元の大会のために集結します。ほか2人は「かるた処(どころ)」とも言われる福井県から秋田市に移り住んだ西里直人さん(31)、実佳(みか)さん(31)夫婦です。
12日には最後の合同練習会が花輪で開かれ、交流する他県チームの選手も交え、最終調整が行われました。「試合と同じ和装で練習をしよう」とチーム内から声が上がるなど、選手たちの意欲も最高レベルに達しています。
主将を務める倍賞さんは「名人戦やクイーン戦に出場してきた全国のトップ選手たちが集まりますが、秋田も過去最強のメンバーだと思います。過去最高を上回るベスト8以上を狙っています」と力強く話していました。
大会は市記念スポーツセンターを会場に、初日の来月1日に予選リーグと決勝トーナメント一回戦、翌2日に1位から4位までを決める決勝トーナメントが行われます。