ども、ゆうせいです。一応Mac歴18年な私です。というわけで、今回もMacのTipsをお届けしたいと思っています。
Macには「ターミナル」というものがありまして、これを使うことで「システム環境設定」ではできない設定がサクッとできてしまう。そんなお話です。
ターミナルって?
ターミナルをご存じない方のために、使い方をサクッと紹介しておきますね。
ターミナルは、
で起動できます。
起動すると、↑のような画面が出てきます。ここに、これから紹介するターミナルコマンドを入力するだけです。画面が画面だけに、なんかMacですごいことをしている気分になれます。(実際にはコピペしてEnterを押すだけですが…)
最初はドキドキしますが、慣れるとなんとも思わなくなるから不思議です。念のためですが、実行は自己責任でお願いいたします。それでは参りましょう。
クイックルックでテキストのコピーを可能にする
クイックルックとは、Mac OS Xに搭載されている、ファイルの中身をサクッと確認する方法です。見たいファイルを選択して「スペースキー」を押すだけ。
で、これには1点だけ物足りないところがありまして、デフォルトではテキストのコピーができない。サクッと確認して、一文だけコピーできたら最高なのになぁ…と思っていたらありました。その設定が!
方法は、
killall Finder
を入力してEnterを押せば完了。
元に戻す方法は、
killall Finder
です。
もうね、「食べる前に飲む」みたいに、「開く前にクイックルック」が普通になります。
スクリーンショットを便利にする方法
スクリーンショットの保存形式をJPGに変更する
Macを使う上で、非常に便利なスクリーンショット。でも、デフォルト設定だと保存形式が「PNG」なんです。別に不都合ってほどじゃないかもしれませんが、多少画像は荒くなったとしても容量の軽い「JPG」の方がいいと思うのです。
設定方法は、
killall SystemUIServer
を入力してEnterを押せば完了。
元に戻す(PNG)にする方法は、
killall SystemUIServer
となります。
他にも、pdf、gif、bmpなどなどよく使う形式にも対応しているので、お好みで設定してみてください。
スクリーンショットで保存されるファイル名を変更する
スクリーンショットで保存されるデフォルトのファイル名は、「スクリーンショット 2014-10-03 18.19.04」といった感じになるのですが、この「スクリーンショット」の部分を変更する方法です。
設定方法は、
killall SystemUIServer
です。
「ここに好きな文言を設定」の部分に、ご自分の一番都合の良いワードを入れると幸せになれます。
ちなみに、ゆうせいは「ss」と入れています。
ウィンドウの影を消してスッキリ撮影
ウィンドウのスクショを撮影すると、デフォルトでは影がついてきます。
この影、正直言って必要ないことの方が断然多いわけです。影なしで撮影する方法は、過去の記事で紹介していますが、これをデフォルトで影なしにする方法がこちら。
killall SystemUIServer
です。
元に戻す方法は、
killall SystemUIServer
です。
ゆうせいは基本的に影は必要ないと思っていますので、常に影なしにしています。
保存形式とファイル名を変更し、影をなくしてすっきりする。これで素敵なスクショライフが訪れるはずです。
Dock高速化!サッと出してスッと隠す
お次は、Dockの話。Dockって非常に便利で、Windowsユーザーの方もそんなアプリをインストールして使っているとよく聞きます。
このDock、デフォルトではアニメの設定がなされており、ヌルっと出て、ヌルっと隠れるようになっています。人によっては非常に気持ちいい演出だとは思いますが、一分一秒を争う俺たちビジネスマンにとっては死活問題なわけです。
そこで、「サッと出して、スッと隠す」方法をご紹介します。
設定方法は、
です。
もしもヌルっとが恋しくなった場合は、
で戻すことができます。
メモリを解き放て!Macは限界だぞ
見出しは某ジブリアニメのセリフをもじったものですが、分かる人にだけ伝わったらいいです。
なんでジブリを?と思うかも知れませんが、Macのメモリを開放するこのコマンドは、まるで「天空の城ラピュタ」の「バルス!」とよく比較されるからなんです。
Macの動きが鈍いなぁって時に使うコマンドですが、OS10.9(Mavericks)とその前のバージョンでは微妙に異なりますので注意が必要です。
まず、OS10.9(Mavericks)の設定方法は、
を入力し、そのあとにMacに設定しているパスワードを入力します。その際、ターミナル上ではカーソルが動かないので注意してください。
OS10.8 以前での設定方法は、
を入力してEnterで完了です。
メモリ解放アプリは、有料、無料とさまざまなものが公開されていますが、このコマンドを知っていればインストールする必要は無いかと。Macがもっさりしてきた時の闘魂ビンタだと思って使っています。
おまけ
Macの裏ワザ!?と題して、数あるターミナルコマンドから一部をご紹介してきましたが、最後におまけです。
誰が何のために設定したのかは分かりませんが、以下のコマンドを入力することでアスキーアートの「スター・ウォーズ」が上映されます。
たまに見るとほっこりするので、社会の喧騒にまみれた時なんかにおすすめです。
それではまた。
ご存知、ゆうせいでした。
※くどいようですが、ターミナルコマンドの実行は自己責任でお願いいたします。