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ブラジルの名物記者が見た日本代表。「90分を通して怯えていた」「川島は私の国では笑いの種」

フットボールチャンネル 10月15日(水)8時10分配信

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ブラジルの名物記者が見た日本代表。「90分を通して怯えていた」「川島は私の国では笑いの種」

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ブラジルの名物記者が見た日本代表。「90分を通して怯えていた」「川島は私の国では笑いの種」
「川島永嗣はブラジルでは笑いの種となるだろう」とドゥアルテ氏【写真:Getty Images】
川島はブラジルで笑いの種。反応が遅く、常に躊躇

 日本代表は14日、シンガポールのナショナル・スタジアムでブラジルと対戦。FWネイマールに4得点を決められて0-4と完敗を喫した。

 この試合について、著名なブラジル人ジャーナリストで英紙『ガーディアン』にも寄稿しているフェルナンド・ドゥアルテ氏に戦評を書いてもらった。

 ブラジルは良い試合をしたが、このスコアは日本選手の精神的な脆さが原因だ。選手の精神的強さは“アイスキャンディー”のように気まぐれなものだ。

 以前、私はジーコ氏と日本人選手について話をしたことがある。彼は「日本の選手はイライラすると精神的に非常に脆くなる」と語った。

 さて、この試合を見ると、私は彼の言っていた意味を完璧に理解することが出来た。日本の選手たちは90分を通して怯えているように見えた。彼らは、より懸命に働く必要がある。

 選手個々について、私が話をすることは難しい。しかし、川島永嗣はブラジルでは笑いの種となるだろう。彼のプレーには実に失望した。彼は反応が遅く、常に躊躇しているように見えた。

武藤には好印象「常にチャレンジしていた」

 本田圭佑も同様に何も出来なかったが、彼1人を非難することは出来ない。なぜなら、チーム全体が酷かったからだ。あのような状況でピッチに投入されて何が出来るというのか? 他の誰でもチームを救うことなど無理だ。

 この試合で良いパフォーマンスをした日本の選手を挙げるのは実に困難な作業だ。それでも、1人推すのであれば武藤嘉紀だと言うだろう。少なくとも、彼はチャレンジしていた。

 結論として、ネイマールとブラジル(日本以外)にとって素晴らしい夜となった。日本人選手のナイーブ過ぎる心が、この試合を実に簡単なものとした。


フェルナンド・ドゥアルテ

 ブラジルの大手ニュースサイト『UOL』の欧州サッカー通信員。で英メディア『ガーディアン』や『ESPN.com』にも寄稿。10年間ブラジル代表を追い続け、2度のW杯を取材している。ツイッターアカウントは@Fernando_Duarte

フットボールチャンネル編集部

最終更新:10月15日(水)8時10分

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