Case: Surprised
世界中の子供たちを虜にするブロック玩具のLEGOですが、子供たちが夢中になって作り上げた作品を見て、頭にクエスチョンマークを浮かべたことがある親御さんは多いのではないでしょうか?
そんなインサイトに着目して今回フランスで、子供たちがLEGOを使って想像力をたっぷり働かせて作り上げたイマジネーションの世界を、親に理解させるためにドッキリ施策を実施しました。
とある会場に集まった数組の親子。まずはそれぞれ子供だけが入室し、室内に用意されているLEGOで思い思いの作品を作ってもらいます。
この際、今何を作っているのか、どのようなストーリーがあるのか等、出来る限り声に出して説明してもらいます。
その子供たちの声を聞いているのが、スクリーンの向こうに待機している画家です。画家は、子供たちの話を次々に絵に描いていきます。
LEGOの作品が完成したら、親を招き入れます。
どの親も、作品を見ただけでは、何を作ったのか理解することができず、「これは何?」「灯台?」「これはポスト?」など子供たちに質問を投げかけますが、答えたがらない子、「ちがうよ」とだけしか言わない子もいて、親が子供の世界を理解することは容易ではないことがわかります。
そして、ここでサプライズ!目の前のスクリーンが突如開き、スクリーンの向こうで画家が描いていた絵が現れます。
子供たちの反応は早く、すぐにこの絵が自分たちがLEGOで作り上げた世界を描いたものであることがわかります。
親は絵とLEGOを見比べることにより、子供たちが作り上げた世界を初めて理解し、子供たちが想像力の羽を広げて描いた世界を垣間見ることができました。
子供たちが作った世界がわからず不安さえ感じていた親も、作品の世界に一歩足を踏み入れることができた結果、子供の想像力を誇りに思い、思っていた以上にクリエイティブだった子供の空想の世界に驚いたといいます。
子供の想像力を掻き立てるというLEGOブロックが、子供がLEGOで作った世界を親に理解させることで、驚くほど壮大な子供の独創力を親に知ってもらった素敵なドッキリ施策でした。
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動画はコチラ
参考サイト
Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/online/lego_surprised