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【大リーグ】

きょう対決 チェン 青木 第3戦は雨で仕切り直し

2014年10月15日 紙面から

 スライド登板が決まったチェンだが、表情はいつもと変わらない。雨が降る中、グラウンドに出て軽めのキャッチボール。「明日も雨が降るかもしれないし、感覚を確認したい。言い訳っていうのがないように」。オ軍の連敗ストッパーの役割を託された左腕は、悪天候の中でも準備を怠ることはなかった。

 14日の先発は、3日の地区シリーズ以来となる中10日での登板。登板間隔が空く上に、スライド登板が重なるなど調整の難しいマウンドとなるが「やることは同じ。投げる気分、感覚は今までの状態で残しておく。しっかり投げられたらいい」と力強い口調で話した。

 2012年にメジャー移籍したチェンにとって、PS進出は2度目の経験。移籍する前年まで、オ軍は14年連続で負け越していたこともあり「オリオールズに入るときには、(周りから)なんであんな弱いチームにと言われた。でも、入ったら全然違ったよね」と入団当時を笑顔で振り返る。今年もヤンキースやレッドソックスという伝統球団を破ってのPS進出に「今年もいい選手がたくさん来たし、いいチームになった」と、圧倒的なチーム力で東地区を制したチームの戦いぶりに手応えを感じている。

 日本時代から対戦経験のある青木とは、09、11年にクライマックスシリーズでの対戦歴もある。そのときは2試合とも好投しながら負け投手となった。「当時はシーズン中の対戦が少なくて、いろいろ考えて投げづらかった。いまは自分も成長しているし、いい状態になっている」と青木斬りにも自信をみせるチェン。チームは本拠地で連敗し、崖っぷちの状況。今季チーム最多の16勝を挙げた左腕が、確かな自信を胸に勢いに乗るロ軍打線に立ち向かう。 (カンザスシティー穐村賢)

 

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