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【サッカー】

香川、絶妙パスで先制点アシスト ドルトムントが2連勝

2014年10月3日 紙面から

◇欧州CL1次リーグ第2節 ドルトムント3−0アンデルレヒト

 【ロンドン原田公樹】欧州チャンピオンズリーグ(CL)は1日、1次リーグ8試合を行い、D組でMF香川真司(25)のドルトムント(ドイツ)は敵地でアンデルレヒト(ベルギー)に3−0で快勝、2連勝となった。香川は攻撃的MFでフル出場。開始3分に絶妙の浮き球パスで、インモビレの先制点をアシストした。B組ではMF柿谷曜一朗(24)のバーゼル(スイス)はホームでリバプール(イングランド)に1−0で勝利。柿谷はベンチ入りも出番はなかった。同組で昨季王者のレアル・マドリード(スペイン)は敵地でルドゴレツ(ブルガリア)に逆転勝ちした。

 香川は生き生きとしていた。自在にピッチを走り回り、出せば思い通りに戻ってくるパス交換を楽しんだ。だから余裕も生まれたのだろう。前半3分。ゴール前へ走り抜けるインモビレに絶妙の浮き球でスルーパスを通した。「一瞬のひらめきだった。よく出せたと思う」。普段は謙虚な香川が珍しく胸を張った。

 インモビレも「シンジは僕の動きを見て、素晴らしいパスをくれた。同じようなプレーが何度かあった」と絶賛した。さらに2−0で迎えた後半34分、香川のスルーパスから左サイドを破ったオーバメヤンがマイナスパス。これを途中出場のラモスがこの日2点目となる追加点で、3−0の快勝に仕立て上げた。

 クロップ監督も「先制点のアシストは完璧。追加点になったオーバメヤンに出したパスはセンセーショナルだ。シンジにとっては大きな試合になった」と褒めたたえた。

 試合後には大活躍した選手だけが取り上げられる欧州連盟(UEFA)の公式サイトからの独占インタビューを受け、香川は「苦しい試合だったけど、先制点で少し楽になった。敵地での先制点は大事だったとあらためて感じた」と振り返った。

 今季は中核のロイスが負傷離脱。過密日程なども影響し、国内リーグ戦は既に3敗で12位。苦しむがゆえ、香川への期待はさらに増している。

 

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