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【サッカー】

本田、FKで今季4得点目 ミランの快勝に大きく貢献

2014年10月6日 紙面から

 【ミラノ酒巻陽子】イタリアのセリエAで4日、日本代表MF本田圭佑(28)が所属するACミランはホームでキエボを2−0で破った。本田は先発出場し、後半33分に直接FKでチームの2点目を決め、同36分に交代した。本田は2試合ぶりで、今季4得点目を挙げた。

 頑として譲らなかった。後半10分に先制したミラン。後半33分、ゴール左約25メートル、絶好の位置でFKを獲得した。右利きの方が狙いやすい位置。メネスが蹴りたがったが、本田は「オレが蹴る」と強く主張した。

 狙い澄ましたシュートは鋭く曲がり、GKの手をかすめてゴール左隅に吸い込まれる。今季6試合で4点目。4試合ぶりの勝利を決定づけるゴールが鮮やかに決まった。

 「譲れるところではなかったので…。セットプレーの専門家に付きっ切りで指導してもらっているので、早く決めたい思いはあった」

 自信を持って放った左足のキック。ミランは今季、セットプレー専門の技術スタッフとして「魔術師」の異名を持つビオ氏を招き、FKやCKの強化を図っている。もともとFKを得意とする日本代表MFも、特別レッスンを受けていた。

 今年1月、背番号10を背負い、ミランに加入した。しかし、思うような結果が出せず、戦犯扱いされた。2季目の今年、本田はゴールにこだわり、結果を残している。今季初のFKでの得点。「継続して得点源になれるようにしたい」とひたすらゴールを追い求める。何度も右から仕掛け、先制点も本田が送った右クロスのこぼれ球をムンタリが決めた。

 インザギ監督は「練習の2時間前に来て、練習の2時間後に帰る」と本田の姿勢をたたえ、「全て彼の功績」と絶賛。さらにこう続けた。「本田は一度『間違った獲得』のレッテルを貼られた。彼がそのリベンジを果たしていることをうれしく思う」

 ミランの10番として、本田は真価を発揮し始めた。

 

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