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【スポーツ】台風19号で中止相次ぐ 出雲駅伝は史上初の中止2014年10月14日 紙面から
台風19号が列島を縦断した13日、シーズン真っ盛りのスポーツイベントは次々と中止となった。島根県で行われる大学三大駅伝の初戦、出雲全日本大学選抜駅伝も大会史上初めての中止に。代替開催はなく、全日本大学駅伝、東京箱根間往復大学駅伝を含めて悪天候による中止は過去に例がない。長崎国体は前日に中止が決まった体操、高校野球などに加え、13日になってテニス、ソフトテニス、アーチェリー、ゴルフの実施を断念し、計12競技が行われなかった。大学野球なども中止が相次いだ。 大学三大駅伝の第1弾となる第26回出雲全日本大学選抜駅伝(出雲駅伝)も台風19号にのみ込まれた。島根県出雲市の出雲大社前から出雲ドーム前の45・1キロで行われる予定だった。全日本大学駅伝、東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)を含め大学三大駅伝で史上初の悪天候中止となった。 雨にも、風にも、雪にも負けないはずだったのに、号砲を聞くことはできなかった。箱根駅伝は1927(昭和2)年に大正天皇崩御の影響で1月から4月開催になり、戦争が激化した40年代に中断された例はあるが、長い歴史で悪天候中止はなかった。この日、午前8時の段階では雨も弱く午後1時の実施に向けて調整していた。それが時間がたつにつれて傘を差せないほどの強風が吹き荒れ、安全確保が難しくなったため、午前10時15分にこの日の中止と代替開催なしを決めた。来年は第27回として行われる。 主催の出雲市によると、大会開催のために3000万円の予算を計上しており、経済的な損失も心配される。台風18号が襲来した約1週間前の5日は、高円宮家の次女典子さんと出雲大社権宮司の千家国麿さんの結婚式が出雲大社で行われたが、雨が降らなかったという。大会関係者は「(出雲大社の)神頼みです」と語っていたが、2度目の奇跡は訪れなかった。 競走部が創部100周年を迎える早大の渡辺康幸監督は「やりたいチームもたくさんあっただろうと思う。でも、台風直撃だから仕方がない」と肩を落とした。また、連覇を狙った駒大の大八木弘明監督は「走る準備をしていて、1区のスタート地点にいた。(大学駅伝)3冠を狙っていたので寂しい気持ちもあるが、天候には勝てない」と残念がった。 (占部哲也) PR情報
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