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東急多摩川線あわや 踏切遮断棒突然上がり、そこに電車

遮断機が上がったまま、電車が通り過ぎてしまうトラブルがあった、東急多摩川線の矢口渡―蒲田間の踏切
遮断機が上がったまま、電車が通り過ぎてしまうトラブルがあった、東急多摩川線の矢口渡―蒲田間の踏切
Photo By スポニチ

 東京都大田区の東急多摩川線矢口渡―蒲田間の踏切で14日、遮断棒が上がった状態で電車が通過するトラブルがあった。警報機は点滅、鳴動したまま、いったん完全に下りていた遮断棒が上がり電車が通過。ケガ人はいなかった。台風19号の強い風雨でレールにさびが生じ、電車の接近を正しく検知できずに遮断機が誤作動した可能性があるという。

 東急によると、トラブルは14日午前5時15分ごろ、大田区西蒲田の矢口渡6号踏切で発生。下がっていた遮断棒が突然上がり、この間に多摩川発蒲田行きの始発普通電車(3両編成)が踏切を通過した。電車は当時、時速67キロで走行し、車1台が踏切待ちをしていた。電車には乗客約350人が乗っており、大事故につながった可能性もあった。

 運転士は踏切通過前、点灯していた遮断棒の降下完了を示す線路沿いの信号が消灯したのに気づき、非常ブレーキをかけた。だが、間に合わずに電車は踏切を約84メートル行き過ぎた。

 通常は、踏切手前のレールに設置された装置が電車の通過を検知し遮断機が作動。東急は今回は台風の影響で雨が降った後、急速に天候が回復し、レールが乾いてさびが生じたため遮断機が正常に作動しなかったとみている。トラブルの10〜15分前に試運転の車両が走行した際は、遮断機は正常に作動していた。多摩川線は、さびを落とし、復旧した。担当者は「ご心配をかけ、深くおわびする」とコメントした。

 同社では、08年10月にも大井町線で同様のトラブルが発生。当時も、雨の後に天候が急速に回復した状況だった。

[ 2014年10月15日 05:30 ]

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