アジア

データが如実に語る20万従軍慰安婦の嘘経済発展・生活向上の恩恵には完全に目をつぶる国に信頼を置けるか

2014.10.15(水)  篠田 芳明

最近、朝日新聞が「従軍慰安婦強制連行報道」の誤りを認めた事は、日本国内はもとより世界中に大きな衝撃を与えた。朝日新聞は32年間もの長期間、重大な誤りを流し続けたと認めたにもかかわらず、謝罪広告を世界に発信していない。

 日本の良識ある報道機関のリーダーとしての信頼を背負う立場にある朝日新聞が日本国民に対する背任を長年行ってきたことは極めて重大な犯罪行為であると言えよう。

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 多くの日本国民は朝日新聞という一流紙(?)の記事は裏づけの取れた正しい内容と理解してきた。

 私自身、30年ほど前はこれらの記事に接し“規律厳正な帝国陸軍も大失態をやらかしたものだ”と感じ“祖父や父の兄弟が戦地で忌まわしいことに荷担していたのか?”と後ろめたい気持になったことがある。

 私事で恐縮だが、私が幼少の頃(父は人一倍元気であったが高度の難聴で兵隊になれず悔しがっていた)祖父や叔父から朝鮮・満州の戦地での話をよく聞かされ“現地の人たちとは仲良く、とりわけ俺は男前だったから若い現地の娘によくもてて困った!”とか“乃木大将と露ステッセル将軍の水師営の会見で敵将を暖かく処遇したのが武士道を重んじる帝国陸軍だ”などの自慢話を聞いていたから戦闘がない時、大陸では長閑な駐屯風景だったとイメージしていた。

 今から約30年前と言えば日本の高度成長期で民間には少し遅れながらも私のような公務員も給与は鰻登りで、年末の差額支給はボーナスと同額程度もいただいた。その頃から朝鮮での「従軍慰安婦問題」が新聞に掲載されるようになったと記憶している。

 1991年には、朝日新聞記事に写真入りで大きく取り上げられて日本は国際的な非難を浴び、1993年8月4日のいわゆる“河野談話”では政府が事実認定したとされ大騒ぎになった。

 これに勢いづいた韓国政府は日韓基本条約で全面的に決着した過去の問題を蒸し返し、最近では日本軍が“性奴隷”として20万人に及ぶ女性を組織的に連行し残虐行為にまで及んだとしている。

 また、米国を初め世界各地に「従軍慰安婦像」を設立、銘板で日本軍の不名誉固定化を企図している。

 韓国が主張する“性奴隷”問題と、中国共産党が主張する“30万人に及ぶ南京での大虐殺”、“大戦中、中国人民を3500万人殺傷”したなどと荒唐無稽のプロパガンダはますますエスカレートする一方である。

 確かに特亜の首脳が先頭切って世界中にアピールすることが“確たる裏づけのある真実の歴史”と日本人にも納得できる方法で確認されるのであれば日本民族としてそれを“正しい歴史認識”とするのは吝かでなくむしろ当然であろうと私は思う。

 しかし、多くの研究者や歴史家が精力的に収集した根拠…
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