朝日新聞:信頼回復と再生へ委員会発足 18日に初会合

毎日新聞 2014年10月14日 20時47分

 朝日新聞社は14日、従軍慰安婦報道や福島第1原発事故を巡る「吉田調書」報道など一連の混乱を招いた原因を分析するため、「信頼回復と再生のための委員会」(委員長、飯田真也東京本社代表)を発足させたと発表した。ジャーナリストの江川紹子さんら外部の4人と、同社幹部4人の計8人で構成し、18日に初会合を非公開で開くという。

 同社は「議論の範囲を編集部門にとどめず、会社全体の意思決定や危機管理、企業体質や社員の意識に踏み込み、外部の厳しい指摘をもらって再生策を探る」と説明している。

 朝日新聞が外部の有識者らを入れて一連の問題を検証する委員会は吉田調書などを担当する常設の第三者機関「報道と人権委員会」(長谷部恭男・早稲田大教授ら3人)▽慰安婦問題を担当する「第三者委員会」(中込秀樹・元名古屋高裁長官ら7人)に次いで三つ目。【青島顕】

◆信頼回復と再生のための委員会メンバー(敬称略)

◇社外委員◇

江川紹子(ジャーナリスト)

国広正(弁護士)

志賀俊之(日産自動車副会長)

古市憲寿(社会学者)

◇社内委員◇

飯田真也(上席執行役員・東京本社代表)=委員長

西村陽一(取締役・編集担当)=委員長代理

持田周三(常務取締役・大阪本社代表)

福地献一(取締役・社長室長)

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