【ソウル=小倉健太郎】産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(48)が朴槿恵(パク・クネ)大統領らに対する名誉毀損で在宅起訴された問題で、韓国外務省報道官は14日の記者会見で「外交事案ではないため日本政府関係者が不必要な言及をするのは適切でない」と述べた。日本政府は韓国側に「報道の自由と日韓関係の観点から極めて遺憾」と伝えていた。
韓国検察関係者によるとソウル中央地検は同日、加藤氏に対する3カ月間の出国禁止措置を新たにとるよう法相に要請した。ソウル中央地裁は11月13日に事実上の初公判を開く。韓国当局は8月7日に加藤氏の出国を禁止。加藤氏は10月1日付で東京本社勤務の辞令が発令されたが帰国できない状態が続いている。
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