アジア

データが如実に語る20万従軍慰安婦の嘘経済発展・生活向上の恩恵には完全に目をつぶる国に信頼を置けるか

2014.10.15(水)  篠田 芳明

 一方、マクミラン世界歴史統計には1960年、1975年の韓国の統計数値もあるが、1960年に25-29歳の人口が86.4万人と表記されているものの1975年の40-44歳の人口が88.5万人に増える数値が表記されるなど、常識的に信用できないので、日本統治時代の1930年、1944年の数値のみを採用した。

 また、マクミラン世界歴史統計には人口動態のみならず、当時の経済活動を示す資料などいろいろあるので参考とした。

 (表6)は日本の歳入歳出額。

 (表7)は朝鮮・台湾の歳入歳出額を示した。(日本と朝鮮・台湾の経済格差が大きいので表を2枚に分けて示した)

 (表8)は鉄道の営業距離

 経済指標に密接に関連がある鉄道の営業距離も示した。統計では朝鮮の鉄道は日韓併合(1910年)前の1905年には未設(0Km)である。

 台湾については1940年~1944年のデータが欠落している。

マクミラン世界歴史統計データ分析表の考察

 日本の統計には1920年の男女年齢層別人口データがあるが同年の朝鮮のデータがないため、比較できる1930年から大東亜戦争期を含む1950年までのデータを使用した。

 さて、ここで本論の主要課題としている20万人の韓国女性を従軍慰安婦(最近では性奴隷と呼称?)として組織的・強制的に戦地に送り出したか?について、前述した図表を見ながら考えてみたい。

 まず表1は1930年、1940年、1950年の日本人人口ピラミッドから10年ごとの人口減少数を表記したものである。

 この図表から明らかなことは1940年から1950年…
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