昨今、Unity、Unreal Engine 4(UE4)等といった、3DCGモデルを取り込んでゲームが作れるゲームエンジンが、話題になってきております。
サイトは以下の通り。
[ Unity ] http://japan.unity3d.com/
[ Unreal Engine 4(UE4) ] https://www.unrealengine.com/ja/
話題の要因として、単純なものであれば3Dモデルがあればプログラムを知らずともゲームを作れる程のお手軽さに加え、Oculus Rift にも対応、そして何より製品レベルの機能を格安で個人が利用できること、といったことが上げられます。
それより、上記エンジンを利用して作られたインディースゲームが拡大している状況です。
BowlRoll でも、例えば Mikulus といった Oculus Rift 専用のソフトが公開されたり、アノマロPがEF-12用のモデルを公開したり、少しずつゲーム関連のファイル配布をする方が増えております。
ただ、そんな中一部で3Dモデラーとゲーム作者との間に確執が発生している、と行った報告も受けております。
そして、何より、こういった話がこちらに全く伝わってきてないと!w
ということで、せっかくなので自分が聞いたり調べたこと等、ちょっと語ってみようかと。
また、合わせて今後 BowlRoll をこのように使って欲しいというのを、上記ゲームエンジンに興味のある人、MMD以外に使わせたくない人双方に向けて書いてみようかと〜
サイトは以下の通り。
[ Unity ] http://japan.unity3d.com/
[ Unreal Engine 4(UE4) ] https://www.unrealengine.com/ja/
話題の要因として、単純なものであれば3Dモデルがあればプログラムを知らずともゲームを作れる程のお手軽さに加え、Oculus Rift にも対応、そして何より製品レベルの機能を格安で個人が利用できること、といったことが上げられます。
それより、上記エンジンを利用して作られたインディースゲームが拡大している状況です。
BowlRoll でも、例えば Mikulus といった Oculus Rift 専用のソフトが公開されたり、アノマロPがEF-12用のモデルを公開したり、少しずつゲーム関連のファイル配布をする方が増えております。
ただ、そんな中一部で3Dモデラーとゲーム作者との間に確執が発生している、と行った報告も受けております。
そして、何より、こういった話がこちらに全く伝わってきてないと!w
ということで、せっかくなので自分が聞いたり調べたこと等、ちょっと語ってみようかと。
また、合わせて今後 BowlRoll をこのように使って欲しいというのを、上記ゲームエンジンに興味のある人、MMD以外に使わせたくない人双方に向けて書いてみようかと〜
※あくまで管理人が聞き見したことを元に記載している内容です。
間違い等がございましたら、Twitter にてご連絡いただけると助かります。
Unity、UE4 等が注目された理由
3Dゲームは、今までゲーム制作会社が沢山の人材、お金を費やして作るものでした。
そんな中、商用レベルのゲームエンジンが素人でも手の出せるライセンス体系で一般向けに公開されたことで、一気に3Dゲーム制作の敷居が一気に下がるきっかけとなったのが、Unity なり UE4 となります。
MMDでいえば、今まで高級なソフトを利用してレンダリング中に布団を干すとかして時間を潰すところを、リアルタイムでモーション編集、そして動画出力が可能になった、といえばわかりやすいかなと。
そのことから、インディースでの3Dゲームに興味を持っていた人が一気に食いついた、というのが注目された理由かなと。
また、以下の通り、商用ゲームでも使われていることから、ゲーム会社に就職する上でもメリットになります。
[ Unity ゲームリスト ] http://japan.unity3d.com/gallery/made-with-unity/game-list
[ UEを採用したゲームソフト一覧 ] http://ja.wikipedia.org/wiki/ Engineを採用したゲームソフト一覧
ゲーム作者はどこから3Dモデルを手に入れている?
Unity では、Asset Store なるユーザ投稿型のストアがあり、以下の手順を経て3Dモデル等を配布、更には販売が可能となります。
[ アセットストアへのコンテンツ提出方法 ] http://japan.unity3d.com/asset-store/submit-content
で、ゲーム作者は上記ストアからDLしたり・・・
または 以下のフォーマットのファイルをネット上から探したり・・・
[ Unity 3Dフォーマット ] http://docs-jp.unity3d.com/Documentation/Manual/3D-formats.html
以下のソフトを利用してMMDのPMX(PMD)フォーマットのファイルをFBXに変換したり・・・
[ MMD4Mecanim (Beta) ] http://stereoarts.jp/
あとはまあ、自作という手もありますが、二足のわらじをやれる人はまあ少数でしょう。
例えば、Flash時代でいうとポエ山さんみたいに絵書けて作曲してプログラミングして、なんて普通の人には絶対に出来ないんだからね、ね!w
あ、そうそう、ポエ山さんの代表作であるquinoの新作を、今作っているらしいよ!(フラ板時代の知り合いに向けて報告
で、現状は?
これは Asset Store で公開されている3Dモデル一覧をみれば、一目瞭然かと。
[ 3Dモデル ] https://www.assetstore.unity3d.com/jp/#!/category/0/page/1/sortby/popularity
もちろん、一次創作物しか Aseet Store で配布できないといったせいもありますが、圧倒的に海外モデラーのものばっかりとw
Unityちゃん の浮きっぷりが半端ないw
まあ、ニコニ立体でコンテストを開くあたり、日本の3Dモデラーを抱え込みたいだろうなと推測w
[ ニコニ立体 3Dモデリングコンテスト ] http://blog.nicovideo.jp/3d/2014/09/contest1.html
そんなこんなで、圧倒的な量を誇るPMX(PMD)フォーマットの3Dモデルに目がいくのは当然の流れかと。
現状に伴う問題について
MMDモデルを変換して取り込んで作成したゲームやシミュレーションも増えてきております。
ただ、そんな中「Unity では絶対に使わせない!」といった3Dモデラーの人も出てきております。
それは何故か?
トラブル一つ一つに理由はあるとは思いますが、そもそも根本的なものとして、MMDの歴史を知らない人がトラブルを引き起こしているのではないかなと、自分は推察します。
では、せっかくなのでMMDの歴史をざっくりと
・ MikuMikuDance 作った〜
(樋口M爆誕)
・ ダンスモーションつくってみた〜
(モーション職人誕生)
・ アクセサリ作ってみた〜
(アクセサリ職人誕生)
・ 既存のミクさん改造してみた〜
(PMDEによるモデルの多様性の拡大)
・ あの漫画のポーズしてみた〜
(ポーズ職人誕生)
・ PV作ってみた〜
(動画による拡散)
・ 既存のミクさん以外のモデルを作ってみた〜
(別ジャンルのモデル制作が進行)
・ 歩くモーション作ってみた〜
(ダンス以外のモーション制作が進行)
・ 建物作ってみた〜
(大型背景モデル制作による世界観の拡大)
・ 物語作ってみた〜
(ダンスPV以外の可能性創出)
・ きらびやかなPV作ってみた〜
(動画職人の参入)
・ もっと奇麗なミクさんを作ってみた〜
(PMXフォーマットによるモデル表現力の拡大)
・ ミクさん自身にエフェクトかけられる様にした〜
(MMEによる効果による表現力の拡大)
・ ついでにビーム撃てる様にした〜
(MMEのプラグインによる更なる表現力の拡大)
・ 映像ソフトと連動できるようにした〜
(動画での表現力の拡大)
・ 私のミクさんペロペロ〜
(○○式といったモデラーの個性が反映された3Dモデルが誕生)
・ ミクさんの、声が、遅れて、聞こえて〜
(MMDAgent による音声関連の連動)
・ モーションキャプチャでモーション作ってみた〜
(モーションの開発スピード、および表現力の拡大)
・ このジャンルのキャラ全部作ったった〜
(各ジャンルのモデルが揃うことによる世界観の確立)
・ 物理エンジンで遊んでみたら、世界が加速した〜
(物理エンジンによる、更なる可能性の創出)
・ MMDの妹作ったよ〜
(MikuMikuMovingも生まれて早何年)
・ 企業もモデル作ってみたった〜
(企業が作成したモデルでの展開)
・ アニメとして全国放映してみた〜
(今期は何故か2つもやっているよ!w)
etc...
と、MMDに興味をもった人が作品を公開し、展開していくことで、その作品を見て興味をMMDに興味をもった人が・・・と「MMDに興味をもった人」が、ねずみ算的に増えていったのが、MMDの現状なのではないかなと。
そんな中、馬の骨とも知らぬ人がモデルだけ抽出して、作品つくって俺のもんだと自慢して、あまつさえお前達のルールが古いとかいちゃもんつけて・・・、とちょっと誇張がはいってますが、MMDで使ってもらうために配布したものが、その目的外に使われて、あまつさえ礼儀を知らないとなると、そりゃ怒って当然とw
(もちろん、こんなことするゲーム作者はごく一部だと思いますがw)
さて、端的に言えば以下の3点に注視すべきかなと
・ MikuMikuDance と Unity、UE4等のゲームエンジンは土台となるソフトであること
土台が違うとなると、配布されている作品の目的も用途も違ってきます。
そうした場合、違う土台向けに作られたものをそのまま引っ張ってくれば、そりゃ問題にもなります。
・ 「映像好き」=「ゲーム好き」ではないこと
よくこの二つの趣向が一つにまとめられていることがよくあります。
はてブのカテゴリとかで「アニメ/ゲーム」とか一括りにされているみたいに。
ただ、これは単純に割合的に一緒である人が多いだけで、必ずしもイコールではないことを知っておかないと痛い目見るかなと。
で、MMDは主に「映像好き」の世界です。
つまりは、そういうことです。
・ Unity やら UE4 等の情報が全く回ってこない
知らなきゃ興味もわかないのは、当然の話ですw
とまあ、 ちょっと長くなってしまったのでこんなもんで。
「MMDゲーム化計画」とか「MikuMikuOnline」とか「海外での違法改造」とか、本来書くべきことは沢山ありますが、全部書けるわけがない!w
ではどうした方がいいか、についての管理人側としての提言は次回にでも〜
間違い等がございましたら、Twitter にてご連絡いただけると助かります。
Unity、UE4 等が注目された理由
3Dゲームは、今までゲーム制作会社が沢山の人材、お金を費やして作るものでした。
そんな中、商用レベルのゲームエンジンが素人でも手の出せるライセンス体系で一般向けに公開されたことで、一気に3Dゲーム制作の敷居が一気に下がるきっかけとなったのが、Unity なり UE4 となります。
MMDでいえば、今まで高級なソフトを利用してレンダリング中に布団を干すとかして時間を潰すところを、リアルタイムでモーション編集、そして動画出力が可能になった、といえばわかりやすいかなと。
そのことから、インディースでの3Dゲームに興味を持っていた人が一気に食いついた、というのが注目された理由かなと。
また、以下の通り、商用ゲームでも使われていることから、ゲーム会社に就職する上でもメリットになります。
[ Unity ゲームリスト ] http://japan.unity3d.com/gallery/made-with-unity/game-list
[ UEを採用したゲームソフト一覧 ] http://ja.wikipedia.org/wiki/ Engineを採用したゲームソフト一覧
ゲーム作者はどこから3Dモデルを手に入れている?
Unity では、Asset Store なるユーザ投稿型のストアがあり、以下の手順を経て3Dモデル等を配布、更には販売が可能となります。
[ アセットストアへのコンテンツ提出方法 ] http://japan.unity3d.com/asset-store/submit-content
で、ゲーム作者は上記ストアからDLしたり・・・
または 以下のフォーマットのファイルをネット上から探したり・・・
[ Unity 3Dフォーマット ] http://docs-jp.unity3d.com/Documentation/Manual/3D-formats.html
以下のソフトを利用してMMDのPMX(PMD)フォーマットのファイルをFBXに変換したり・・・
[ MMD4Mecanim (Beta) ] http://stereoarts.jp/
あとはまあ、自作という手もありますが、二足のわらじをやれる人はまあ少数でしょう。
例えば、Flash時代でいうとポエ山さんみたいに絵書けて作曲してプログラミングして、なんて普通の人には絶対に出来ないんだからね、ね!w
あ、そうそう、ポエ山さんの代表作であるquinoの新作を、今作っているらしいよ!(フラ板時代の知り合いに向けて報告
で、現状は?
これは Asset Store で公開されている3Dモデル一覧をみれば、一目瞭然かと。
[ 3Dモデル ] https://www.assetstore.unity3d.com/jp/#!/category/0/page/1/sortby/popularity
もちろん、一次創作物しか Aseet Store で配布できないといったせいもありますが、圧倒的に海外モデラーのものばっかりとw
Unityちゃん の浮きっぷりが半端ないw
まあ、ニコニ立体でコンテストを開くあたり、日本の3Dモデラーを抱え込みたいだろうなと推測w
[ ニコニ立体 3Dモデリングコンテスト ] http://blog.nicovideo.jp/3d/2014/09/contest1.html
そんなこんなで、圧倒的な量を誇るPMX(PMD)フォーマットの3Dモデルに目がいくのは当然の流れかと。
現状に伴う問題について
MMDモデルを変換して取り込んで作成したゲームやシミュレーションも増えてきております。
ただ、そんな中「Unity では絶対に使わせない!」といった3Dモデラーの人も出てきております。
それは何故か?
トラブル一つ一つに理由はあるとは思いますが、そもそも根本的なものとして、MMDの歴史を知らない人がトラブルを引き起こしているのではないかなと、自分は推察します。
では、せっかくなのでMMDの歴史をざっくりと
・ MikuMikuDance 作った〜
(樋口M爆誕)
・ ダンスモーションつくってみた〜
(モーション職人誕生)
・ アクセサリ作ってみた〜
(アクセサリ職人誕生)
・ 既存のミクさん改造してみた〜
(PMDEによるモデルの多様性の拡大)
・ あの漫画のポーズしてみた〜
(ポーズ職人誕生)
・ PV作ってみた〜
(動画による拡散)
・ 既存のミクさん以外のモデルを作ってみた〜
(別ジャンルのモデル制作が進行)
・ 歩くモーション作ってみた〜
(ダンス以外のモーション制作が進行)
・ 建物作ってみた〜
(大型背景モデル制作による世界観の拡大)
・ 物語作ってみた〜
(ダンスPV以外の可能性創出)
・ きらびやかなPV作ってみた〜
(動画職人の参入)
・ もっと奇麗なミクさんを作ってみた〜
(PMXフォーマットによるモデル表現力の拡大)
・ ミクさん自身にエフェクトかけられる様にした〜
(MMEによる効果による表現力の拡大)
・ ついでにビーム撃てる様にした〜
(MMEのプラグインによる更なる表現力の拡大)
・ 映像ソフトと連動できるようにした〜
(動画での表現力の拡大)
・ 私のミクさんペロペロ〜
(○○式といったモデラーの個性が反映された3Dモデルが誕生)
・ ミクさんの、声が、遅れて、聞こえて〜
(MMDAgent による音声関連の連動)
・ モーションキャプチャでモーション作ってみた〜
(モーションの開発スピード、および表現力の拡大)
・ このジャンルのキャラ全部作ったった〜
(各ジャンルのモデルが揃うことによる世界観の確立)
・ 物理エンジンで遊んでみたら、世界が加速した〜
(物理エンジンによる、更なる可能性の創出)
・ MMDの妹作ったよ〜
(MikuMikuMovingも生まれて早何年)
・ 企業もモデル作ってみたった〜
(企業が作成したモデルでの展開)
・ アニメとして全国放映してみた〜
(今期は何故か2つもやっているよ!w)
etc...
と、MMDに興味をもった人が作品を公開し、展開していくことで、その作品を見て興味をMMDに興味をもった人が・・・と「MMDに興味をもった人」が、ねずみ算的に増えていったのが、MMDの現状なのではないかなと。
そんな中、馬の骨とも知らぬ人がモデルだけ抽出して、作品つくって俺のもんだと自慢して、あまつさえお前達のルールが古いとかいちゃもんつけて・・・、とちょっと誇張がはいってますが、MMDで使ってもらうために配布したものが、その目的外に使われて、あまつさえ礼儀を知らないとなると、そりゃ怒って当然とw
(もちろん、こんなことするゲーム作者はごく一部だと思いますがw)
さて、端的に言えば以下の3点に注視すべきかなと
・ MikuMikuDance と Unity、UE4等のゲームエンジンは土台となるソフトであること
土台が違うとなると、配布されている作品の目的も用途も違ってきます。
そうした場合、違う土台向けに作られたものをそのまま引っ張ってくれば、そりゃ問題にもなります。
・ 「映像好き」=「ゲーム好き」ではないこと
よくこの二つの趣向が一つにまとめられていることがよくあります。
はてブのカテゴリとかで「アニメ/ゲーム」とか一括りにされているみたいに。
ただ、これは単純に割合的に一緒である人が多いだけで、必ずしもイコールではないことを知っておかないと痛い目見るかなと。
で、MMDは主に「映像好き」の世界です。
つまりは、そういうことです。
・ Unity やら UE4 等の情報が全く回ってこない
知らなきゃ興味もわかないのは、当然の話ですw
とまあ、 ちょっと長くなってしまったのでこんなもんで。
「MMDゲーム化計画」とか「MikuMikuOnline」とか「海外での違法改造」とか、本来書くべきことは沢山ありますが、全部書けるわけがない!w
ではどうした方がいいか、についての管理人側としての提言は次回にでも〜