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10月13日

「感動消費」の可能性

最近、モノの消費から、体験や経験を買う「コト消費」へと消費のトレンドが移ってきたといわれます。
そうしたなか、コトをさらに進めて「感動消費」を打ち出すサービスを取材しました。男性向けのフラワーショップ「サン ジョルディ フラワーズ 品川店」のサービスの強みは、「感動」です。花を通して客に感動を提供します。店員は贈り主からプレゼントする相手との関係などを聞き取り、専用の用紙に情報を書き込みます。相手に関する記憶を掘り起こすことが、感動の最も重要な要素となるそうです。さらに店員が直接相手に届けるというサービスもついています。花を渡す場面を演出することで、さらに大きな感動が生まれるといいます。
感動消費を打ち出すのはポジティブドリームパーソンズ。元々は結婚式の企画・運営をしていて、結婚式の感動ノウハウを他のビジネスにも生かそうと「感動」の研究を始めました。金沢工業大学感動デザイン工学研究所は、心電図を使って自律神経の動きを測定し、感動を数値化しました。これは、結婚式の映像編集に応用されているといいます。「感動消費」の提供で、新しい顧客をつかむ動きが広がりそうです。

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