さしこの応援が効いた!? コント日本一を決める「キングオブコント2014」決勝戦が13日、東京・赤坂のTBSで行われ、結成9年目の「シソンヌ」(よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属)が王者に輝き、優勝賞金1000万円を獲得した。
決勝進出自体が初めての「シソンヌ」は全くの無名コンビ。過去には「東京03」や「ロバート」「バイきんぐ」などが制した伝統ある大会に優勝し、ツッコミの長谷川忍(36)は「実感がない」と夢見心地。ボケのじろう(36)は「単独ライブをやらせてもらっているけど、赤字。会社、マネジャーさんに恩返しできたのでは」とちょっぴり胸を張った。
かつて番組で共演したことのある「HKT48」指原莉乃(21)が自身のツイッターで「みんなでシソンヌさん応援しよー!」と呼びかけていたことを報道陣から聞かされると、長谷川は「結局指原か~。超えられない」と頭をかいた。
知名度はゼロに近いため、稼ぎは少ない。自身のギャラについて長谷川は「先月は13万円。前借りできないか会社にお願いしたけどダメだった。『パンサー』の向井(慧)君に2万円、マネジャーさんに1万円、借金している」と語る。一方のじろうは「20万円。フジテレビの番組に出ているから」と胸を張ったが、それほど威張れる金額ではない。
気になる優勝賞金の使い道は…。長谷川は「ちょっとした借金がありますから。それに実家のすし屋が小屋みたいな建物だからリフォームしてもらって」。じろうは「パチンコがすごい好きで、一文無しになったパチンコ好きの芸人仲間から優勝したら好きなだけ打たせてくれと連絡があった。無名のクズどもです」と、仲間のパチンコ資金にあてるようだ。
全くの無名のコンビだが、この優勝で知名度を上げられるか?
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