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「全国避難所ガイド」最新版、オフラインでも地理院地図

 日本気象協会とファーストメディアは、スマートフォン向けの防災情報アプリ「全国避難所ガイド」の最新版(Ver.5.0)の提供を開始した。オフラインでも地図を利用できるようになった。まずはiPhone版が提供され、Android版は今後対応する。

 「全国避難所ガイド」は、避難所情報などを収録した防災情報アプリ。全国の自治体による避難所、避難場所が約12万件収録され、現在地周辺の避難所を検索して道順も案内してくれる。まずiPhoneで利用できるようになった最新バージョンでは、アプリの起動と同時に現在地周辺の避難所を検索。さらに検索した情報は、位置情報と国土地理院の地図情報とともにキャッシュ。このキャッシュされたデータは、オフラインのときでも利用できる。

 最大で300MBまでキャッシュできるとのことで、街の数で言うと20カ所程度はカバーできるという。アプリを起動し続けて移動しながらキャッシュする方法と、街の場所を指定してキャッシュする方法が利用できる。キャッシュしたデータを一括で削除することもできる。上限の300MBに到達すると古いデータから順に削除される。

 ARカメラではコンパス機能が搭載され、安否登録機能では家族グループで検索できるなど、全般的に機能の向上が図られている。

(関口 聖)