毎年9月22日は自動車利用の自粛を呼び掛ける「カーフリーデー」。世界の主要都市で実施され、様々なイベントやデモが開催される。今年のカーフリーデーには、ラトビア共和国の首都リガで複数のサイクリストが自動車を“まとって”自転車通勤を実施。自動車が道路上の空間を無駄に占有し、交通渋滞を引き起こしていることを示した。

ラトビア共和国でカーフリーデーに実施されたデモ  (画像出典: Let's Bike It 公式 Facebook ページ)
ラトビア共和国でカーフリーデーに実施されたデモ
(画像出典: Let's Bike It 公式 Facebook ページ)

写真は欧州のサイクリストグループ「Let's Bike it」が公式 Facebook ページで公開したもの。サイクリストたちが、自動車の形状をしたパイプ製構造物を自転車に取り付け、苦労しながら走行している様子を紹介している。

サイクリストグループは小雨ちらつく中  自動車の形状をした構造物をまとい  自転車通勤を実施した  (画像出典: Let's Bike It 公式 Facebook ページ)
サイクリストグループは小雨ちらつく中
自動車の形状をした構造物をまとい
自転車通勤を実施した
(画像出典: Let's Bike It 公式 Facebook ページ)

車線変更には、かなり苦労している様子が見て取れる  (画像出典: Let's Bike It 公式 Facebook ページ)
車線変更には、かなり苦労している様子が見て取れる
(画像出典: Let's Bike It 公式 Facebook ページ)

サイクリストのグループは、通常は自転車で通勤しているサイクリストたちが自動車通勤に切り替えた場合、どれだけ交通量が増加し、どれだけの渋滞を引き起こすかを示すため、この構造物を製作し、デモを実施した。

パイプ構造物により、交通量が無駄に増えていることがわかる  (画像出典: Let's Bike It 公式 Facebook ページ)
パイプ構造物により、交通量が無駄に増えていることがわかる
(画像出典: Let's Bike It 公式 Facebook ページ)

サイクリストのグループは、自動車の利用を否定しているわけではない。だが自動車通勤では、大きなサイズの自動車に通勤者が一人だけ搭乗していることがほとんど。サイクリストは、これがエネルギーの無駄と渋滞を引き起こしていると主張する。もし人々が、通勤時だけでも自転車を利用するようになれば、渋滞を減らせることを示すため、このデモを実施したという。

カッパも着ないで、身体を張ってデモを実施したサイクリストたち  (画像出典: Let's Bike It 公式 Facebook ページ)
カッパも着ないで、身体を張ってデモを実施したサイクリストたち
(画像出典: Let's Bike It 公式 Facebook ページ)