大阪都構想:27日に採決、否決へ

毎日新聞 2014年10月14日 21時58分

 大阪市を五つの特別区に再編する大阪都構想の協定書(設計図)議案について、大阪市議会の過半数を占める公明、自民、民主系、共産の野党4会派は14日、本会議を27日に開いて採決することで合意した。府議会でも同日、採決され、いずれも否決される見通し。

 橋下徹市長(大阪維新の会代表)や松井一郎知事(維新幹事長)は否決されても議案を再提出する方針。ただし、一度議決された議案を同一会期中に再提出しても原則として審議対象にならない。市長と知事は、議会の議決を経ずに、専決処分をして住民投票に踏み切る可能性を否定していない。

 市議会の野党会派は「市長の発言内容が本当に担保されるか分からない」などとして、委員会審議では市長の答弁を求めず、市の担当者に問題点をただした。22〜23日の本会議一般質問では橋下市長に直接質問するという。【山下貴史、松井聡、寺岡俊】

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