国内の大手メディアで構成される日本記者クラブは９日、産経新聞の前ソウル支局長がソウル中央地検に起訴されたことについて声明を発表した。

 

　声明では、報道と表現の自由は民主主義に欠かせないものだとした上で、「日本記者クラブは、国民の知る権利に資する活動を行い、表現の自由の擁護につとめている。今回の起訴は、報道の自由と表現の自由を侵害するものであり、自由な記者活動を脅かすものである」として抗議している。

 

　また、この件については、自由報道協会も９日に再度緊急声明を発表し、「ソウル支局長の書いたコラムは、日本を始めとする先進国の基準に照らせば名誉毀損には当たらない」として、韓国政府に報道の自由の保障を求めている。

 

（DAILY NOBORDER編集部）

画像：日本記者クラブHPより