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安倍首相、日中首脳会談の中国側条件に難色?朴大統領との会談は“拒絶”―中国メディア

XINHUA.JP 10月14日(火)4時57分配信

中国メディア・環球時報は13日、11月に北京で行われるAPEC首脳会議中の日中首脳会談実現に向けて中国側が提起した開催条件に対し、日本メディアは日本政府が難色を示していると報じた。

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日本メディアは12日、両国関係筋の話として、中国の指導者が先日、日中首脳会談の協議案を明示したと報道した。案には釣魚島(日本名:尖閣諸島)の主権争いを認めること、安倍晋三首相が靖国神社に参拝しないことを明確に約束することなど、中国側の主張がすべて盛り込まれている。

そして、安倍首相が17日から始まる靖国神社の春季例大祭に参拝せず、自費で真榊を奉納することを基本的に決定したとも報じた。さらに、自民党の二階俊博総務会長が9日に、釣魚島問題の棚上げに応じるべきだとの見解を示したものの、安倍政権からすぐさま批判を浴びたとの報道も出た。

会談の実現に向けて日本側も前向きな姿勢を見せる一方、中国が提起した条件に対しては安倍政権や与党が難色を示している。自民党の萩生田光一総裁特別補佐が12日にテレビ番組で「中国は条件を設けるべきではない」との見解を示し、高村正彦副総裁も別の番組で同調した。

日本の政界の日中関係改善に向けた出足の鈍さに、日本企業は焦りをみせているとの報道もある。

安倍首相はまた、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領との会談を自ら「拒絶」している。16日から2日間行われるアジア・ヨーロッパ首脳会議(ASEM)において、朴大統領との単独会談が行われないことが報じられた。

(編集翻訳 城山俊樹)

最終更新:10月14日(火)4時57分

XINHUA.JP

 

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