世界の裏側ニュース

日本であまり報道されていなさそうなニュースで、おもしろい視点の

英語の記事を翻訳した記事がメインです。


いろいろな情報がありますので、判断はご自由にどうぞ (・∀・)


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子宮頸がんワクチンで問題になっているグライソ・スミスクライン(GSK)社製のインフルエンザワクチンが睡眠障害を引き起こす可能性を高めることが、他のEU諸国に続いてイギリスでも確認された、という記事です。

このワクチンは、2010年に厚生省に「使用を差し控えるよう」と勧告されているようですが、それまでは使われていたようです(厚生省HP)。


また、同社の他のカナダ製新型インフルエンザワクチン、「アレパンリックス 」という別の製品はWHOの事前認定までもらっていたそう(同社HP)ですが、副作用としてアナフィラキシー・ショック(アレルギー反応で重症の場合は死に至ることもある)をひきおこした症例が確認されています (厚生省HP・PDFファイル) 。死亡例もあります。海外ではもっと死亡例が確認されているそうです。

しかし、新型インフルエンザの大流行に備えた特別措置として、2010年には日本でも使用されていました(厚生省HP)。


・・・厚生省やWHOが認可しているから100%安全、というわけではないようです。
政府がワクチン各種を簡単に認可しておいて、実際に使ってみてから危険ということがわかれば使用禁止という例がよくあるようで、個人的には人体実験でもしているかのような印象を受けます。


各種ワクチンを受ける前には、ワクチンを受けるメリットとデメリットを考えてみた方がいいかもしれません。


参考までにGSK社の株価チャートです。5年単位でみると、じわじわと上昇していたのが最近、急騰してるようです。

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新型インフルエンザ予防接種とナルコレプシーの関連性


1月28日【BBC】http://www.bbc.co.uk/news/uk-england-21197394

新型インフルエンザ向け予防接種「Pandemrix (パンデムリックス) 」を受けたイギリスの子供のナルコレプシー (発作性睡眠) を発症リスクが高くなっていることが確認される

イギリスの健康保護局 (Health Protection Agency) の研究により、睡眠研究センターで検診を受けた子供のうち、問題の予防接種を受けた子供に睡眠障害が発症する確率が10倍高くなっていることが確認された。

ワクチン製造元のグラクソ・スミスクライン (GlaxoSmithKline/GSK) に対し、これらの関連性について調査を行うよう命令が下されている。

被害を受けたと考えている家族らは、現在、集団訴訟を検討中である。

2009年から2010年にインフルエンザが大流行した際、イギリス国内で最も幅広く使用されていたのがPandemrixで、6か月から5才までのイギリスの子供、約百万人が接種を受けていた。このワクチンはイギリスでは現在では使用されてはいないが、フィンランドやスウェーデン、アイルランドでは、このワクチンとナルコレプシーを発症した子供との間に関連性があることがすでに認められている

ナルコレプシーとは稀な睡眠障害で、主な症状は突然眠りに落ちることであるが、また、筋肉を弱める原因ともなっている可能性がある。

マンチェスターで行われた小児科医の会合で、健康保護局は、小児神経学の権威的ジャーナル紙Developmental Medicine in Childhood Neurologyから抜粋した報告書を提示し、現在、イギリス医学界会報 (British Medical Journal) 上に全文を公開することも検討中だ。それによれば、ワクチンを接種した者52,000人の内一人の割合で発症するリスクがあると見積もっている。

専門家らは、Pandemrixの使用が広がった時期にナルコレプシーを発症した4才から18才の子供75人を検診した。このうち18人がPandemrixを接種していた。

予防接種後6か月以内に発症の可能性が10倍に増加している点において、「フィンランドやスウェーデンからの報告と同様の因果関係があることを示している」という。

Pandemrixの児童を対象にした臨床試験の一つを担当していたワクチン専門家、ブリストル大学のAdam Finn教授はこう話している。

「リスクの増加率はあまりにも高く、これを偏った結果であると考えるのは不自然でしょう」

「重要なのは、ナルコレプシーを発症した子供の内、Pandemrixを受けた子供はそうでない子供の10~16倍いることが確認されているということです。ですので、フィンランドやスウェーデン、アイルランドで行われた他の研究に基づいたのと同じ結果が予想されることが裏付けされたことになります」

研究プログラム

2011年欧州医薬品庁(EMA)は、Pandemrixはナルコレプシーとの関連性がある可能性があるため、使用をできる限り控え、他の予防接種が使用できない場合に限り、H1N1に感染するおそれのある児童・青年に使用するべきであると警告している。

また、同庁はGSK社に対し、根本的な原因を確認するために複雑なリサーチ・プログラムを実行するよう命令を出している。

GSK社は、同社は患者の安全性を非常に真剣に考慮しており、選んだ複数の国で行われたリサーチの結果をよりよく理解するために懸命に努力しているという。

同社広報は次のように話している。

「ナルコレプシーは複雑な病気で、その原因はいまだ完全に理解されていませんが、一般的に遺伝的、そして感染を含め環境要因などと関連性があるのではないかと考えられています。

ナルコレプシーがどのようにして引き起こされたのか、また、Pandemrixが、羅患者が保有する他のリスク要因と相互作用した経緯についてもっと詳しく知ることは非常に重要です。開発中のどの時点においても、ワクチンの接種を受けた人達のナルコレプシーにかかるリスクが高くなる可能性があることを示唆するデータは一切出ていません」

原因の一つとして、ワクチンを受ける者の反応を増進するために、ワクチンの中に混入された高レベルのアジュバント(免疫補助薬)が考えられている。

イギリス政府はGSK社に対し、賠償金の支払責任を免除することを法定化していたが、患者家族グループによる訴訟に直面する可能性がでてきた。

ワクチン被害賠償支払計画 (仮訳Vaccine Damage Payments Scheme)イギリスの雇用年金省 の管轄となっているが、同省は以下のように述べている。

「新型インフルエンザワクチンがナルコレプシーの原因となっているというには、現在のところ、医学的根拠が十分でありません」

英国医薬品庁 (MHRA) 広報担当官の見解は次の通りだ。

「健康保護局の研究結果は他のEU諸国からの証拠と一致していますし、ヨーロッパではすでに20歳以下の者に対してのパンデムリックスの使用が禁止されています。当庁はその規制措置を支持します」

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