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【ベテラン記者のデイリーコラム・坂口至徳の科学の現場を歩く】ノーベル賞級…世界初、接着剤を使わず「最強の接着」 モノづくりの常識が変わる 阪大

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【ベテラン記者のデイリーコラム・坂口至徳の科学の現場を歩く】
ノーベル賞級…世界初、接着剤を使わず「最強の接着」 モノづくりの常識が変わる 阪大

2種の材料を直接反応させて接着する仕組み。材料にボロン酸(ピンク色)をつけて、ヨウ素(薄いブルー)を含む材料と、Pd(OAc)2などの金属触媒により反応させると、炭素と炭素の共有結合ができて接着する(右下)=原田明・大阪大特別教授提供

 研究グループでは「分子のレベルで起きる共有結合の作成というミクロの反応を、材料の接着というマクロな反応に広げることができました。この接着の適応範囲は広く、さまざまな環境で安定に接着を保つことができます」という。接着の新手法開発は材料工学など幅広い産業分野で、製造効率の向上や高品質化、環境の問題などの面から必要になっており、こうした課題をブレイクスルーするかもしれない。

坂口至徳 坂口至徳 昭和50年、産経新聞社入社。社会部記者、文化部次長などを経て編集局編集委員兼論説委員。この間、科学記者として医学医療を中心に科学一般を取材。

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