津軽海峡でベトナム船員６人不明

10月13日 15時23分

北海道函館沖の津軽海峡を航行していた台湾船籍の船から、ベトナム人の男性船員６人の行方が分からなくなり、海上保安部が巡視船などを出して捜索しています。

１２日午後、函館沖の津軽海峡を航行していた台湾船籍の漁業運搬船から、乗組員の行方が分からなくなったと、台湾の外交の窓口機関、台北駐日経済文化代表処を通じて、第１管区海上保安本部に通報がありました。
函館海上保安部によりますと、行方不明になっているのは、いずれもベトナム国籍の１８歳から２３歳の男性６人です。
船には台湾やベトナム、フィリピンなどの３１人が乗っていて、１１日午後９時前、函館市恵山の沖合およそ１８キロの海上で、６人が救命胴衣を着けずに船から海に飛び込むのを、ほかの乗組員が目撃したということです。
函館海上保安部は巡視船２隻とヘリコプター２機、それに航空機１機を出して捜索に当たるとともに、船長らから話を聞くなどして詳しい状況を調べています。
一方、１２日午後４時ごろ、６人が行方不明になった地点からおよそ２０キロ離れた海上で、男性１人の遺体が見つかっていて、海上保安部が関連を調べています。